東京五輪“完全無観客案”浮上「上限５０００人」と攻防「１万人収容も新規感染者１人未満」スパコン富岳による分析も - ZAKZAK

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　「全会場無観客」か、「上限５０００人」か。２３日に開幕する東京五輪をめぐり、ギリギリの攻防が続いている。首都圏の蔓延（まんえん）防止等重点措置延長や、週内にも開かれる政府や東京都、大会組織委員会、国際オリンピック委員会（ＩＯＣ）などによる５者協議での決着まで波乱含みだ。

　「政府内で全ての会場を無観客とする案が浮上した」と報じたのは７日付毎日新聞。新型コロナウイルスの感染が再拡大し、世論には政府のコロナ対策への不満があることなどから、無観客への方針転換が必要との見方が政府・与党内で強まっているとした。

　組織委前会長の森喜朗元首相は６日、「早くから、無観客だっていいじゃないかと言っていた。その予定でもの（計画）を立てていった方がいい、と申し上げていた」と述べた。公明党の山口那津男代表も「無観客を視野に入れて決定をしてほしい」としている。

　有観客とする場合、観戦チケットの再抽選を発表した野球やサッカーなど７競技について、完全な無観客は避け、上限を５０００人に絞って観戦チケットを再抽選する案が出ている。