東京五輪は30日、フェンシング男子エペ団体の決勝を行い、日本がロシア・オリンピック委員会(ROC)を45─36で下して金メダルを獲得した。日本のフェンシングが五輪で金を取るのは初めて。エペでは団体、個人とも初のメダルとなった。 日本は宇山賢、加納虹輝、山田優、見延和靖(控え)が出場。競技した宇山、加納、山田の3人は初の五輪出場での栄冠となった。1試合目の山田が5対4でリード。その後もROCに一度も逆転を許さなかった。宇山は5試合目に、加納は最後の9試合目にそれぞれ8ポイント奪った。 柔道女子78キロ超級決勝は、素根輝(あきら)がイダリス・オルティス(キューバ)を下し、金メダルを獲得した。オルティスは延長戦で3つ目の指導を受け、反則負けした。 柔道日本勢は競技初日から7日連続の金メダルで、男女合わせて9個目となった。 バドミントン混合ダブルスの3位決定戦で、渡辺勇大・東野有紗組はトウ俊文・謝影雪(香港)組を下し、銅メダルを獲得した。日本勢として同種目初のメダル。 渡辺・東野組は第1セットを21─17で取ると、第2セットは23─21で接戦を制した。 柔道男子100キロ級の原沢久喜がテディ・リネール(フランス)に3位決定戦で敗れ、2大会連続のメダル獲得はならなかった。両者は5年前のリオデジャネイロ大会決勝で対戦し、リネールが金を取って同階級を2連覇していた。 競泳女子400メートルメドレーリレーの予選が行われ、池江璃花子が第3泳者としてバタフライを泳いだ日本は全体6位で8月1日に行われる決勝に進出した。日本は男子も全体5位で決勝進出を決めた。 テニス男子シングルス準決勝は、世界ランク1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)が同5位のアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)にセットカウント1─2で敗れた。
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