前半27分、上田のシュートのこぼれ球をしたたかに押し込んで3戦連続弾
U-24日本代表のMF久保建英は、28日に行われた東京五輪サッカー男子のグループリーグ最終戦フランス戦で、3試合連続ゴールを決め、チームも2-0とリードして前半を終えた。データ分析会社「オプタ」によれば、五輪のグループリーグで全試合ゴールは日本人史上初だという。
森保一監督は負傷で開幕2戦を欠場したDF冨安健洋をスタメン起用。左サイドハーフにはDF旗手怜央を配置し、1トップにはFW上田綺世が入った。
立ち上がりから一進一退の試合は、どちらのチームもなかなかゴール前の場面を作れずに進んだ。しかし、セットプレーのこぼれ球から旗手が強烈ミドルを放つなど、徐々に日本がペースを奪う。
そして迎えた前半27分、ペナルティーエリア内の右サイドから上田が思い切って右足を振り抜くと、相手GKが弾いたボールにMF久保が反応。シュートは相手にも当たりながらゴールに吸い込こまれた。久保は3試合連続で、チームに先制ゴールをもたらした。
さらに前半34分、日本は久保のラストパスから上田がGKとの1対1のビッグチャンスでシュートをセーブされたが、そのこぼれ球を長年フランス1部マルセイユでプレーしたオーバーエイジのDF酒井宏樹が押し込んで追加点を挙げた。
データ分析会社「オプタ」によれば、オリンピック本大会のグループリーグ全試合で得点を挙げたのは久保が日本人史上初。「千両役者」と称えている。
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