日本ハムを自由契約となり、ヤクルト入団が決まった東大出身の宮台康平投手(25)が23日、東京・北青山の球団事務所で正式契約を結んだ。年俸600万円で背番号は68。東京六大学リーグで6勝を挙げ、脚光を浴びた神宮のマウンドから再スタートを切る。
東大から6人目のプロ野球選手として注目を集めた左腕が、神宮球場で輝きを取り戻す。宮台は「支配下としてオファーをいただいたヤクルトさんに行きたいと判断しました。契約することができて、すごくうれしく思います」と満面の笑みを浮かべた。
来季4年目を迎える宮台は2018年にドラフト7位で日本ハムに入団。1軍では1年目に1試合に登板しただけで今オフに戦力外通告を受けた。日本ハムから育成契約の打診を受けたが、あくまで支配下での勝負を望み、今月7日に神宮球場で開催された12球団合同トライアウトに挑戦。最速144キロを計測した直球などで3者連続三振の好投を見せ、チャンスをつかんだ。
今季途中から上がってきたという球威もヤクルト編成部の目に留まった。今秋のドラフトで左腕の山野(東北福祉大)を2位で指名するなど球団の補強ポイントとも合致し、大学時代と同じく胸に「TOKYO」の文字が刻まれたユニホームで再び勝負に挑むことになった。
東大時代に活躍した神宮球場が本拠地となり、宮台は「(神宮には)いいイメージを持っています。大学と同じような投球ができればいい。もう一度『TOKYO』のユニホームに袖を通せることがすごくうれしいです」と言葉に力を込めた。原点のマウンドで再び腕を振る。(横山尚杜)
宮台 康平(みやだい・こうへい)
1995(平成7)年7月1日生まれ、25歳。神奈川県出身。湘南高から東大文科I類に現役合格。東京六大学リーグ通算38試合に登板し、6勝13敗、防御率4・26。2018年ドラフト7位で日本ハム入団。同年8月に初登板で初先発(4回2/3で2失点)も、その後は1軍登板なし。今季は2軍で14試合に登板、0勝4敗、防御率7・71。179センチ、81キロ。左投げ左打ち。独身。
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