天皇杯の準決勝が27日に行われ、ガンバ大阪が徳島ヴォルティスを2-0で下し、決勝に勝ち上がった。来年1月1日に国立競技場で行う決勝では、川崎フロンターレと対戦する。
来季のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)出場を決めている2チームが決勝に勝ち上がったことで、J1リーグ3位の名古屋グランパスが本戦出場が決定。プレーオフにはJ1リーグ4位のセレッソ大阪が繰り上がりで出場する。
G大阪は2015年以来、5大会ぶりの優勝に王手をかけた。J1リーグ2位で天皇杯本戦出場を決めたG大阪の初戦となる準決勝は、準々決勝でHonda FCに勝利したJ2王者の徳島を本拠地に迎えての対戦となった。
スコアが動いたのは後半8分、相手のパスミスを高い位置で奪ったG大阪は、右サイドからMF小野瀬康介が浮き球を出すと、ファーサイドに走り込んだMF倉田秋がダイレクトで合わせる。これはGKに防がれたが、ゴール前で混戦が生まれると、FWパトリックが押し込む。G大阪が待望の先制点を奪う。
さらにG大阪は後半37分、パトリックのポストプレーからスルーパスで抜け出したMF福田湧矢がGKとの1対1からゴール上に絶妙なシュートを蹴り込み、リードを2点に広げる。福田は直前の同36分に投入された選手で、宮本恒靖監督の采配も当たった。
来年1月1日に国立競技場で開催する決勝は、川崎Fと対戦することが決定。キックオフは14時40分となっている。
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