<皇后杯:日テレ4-3浦和L>◇決勝◇29日◇サンガS
日テレ・ベレーザがなでしこリーグを制した浦和レッズレディースを下して、皇后杯4連覇を達成した。
立ち上がりから浦和が攻め込んだが、先制点を奪ったのは日テレだった。前半11分、FW小林のスルーパスに抜け出したDF遠藤のゴールで先制に成功した。
1点を追う浦和は同22分、右サイドバックで先発したFW清家がコンタクトプレーで左膝を負傷。苦悶(くもん)の表情を浮かべ、自ら「×」サインを出して退いた。
同41分には日テレがCKからMF宮沢のゴールで追加点を奪い、2-0として前半を折り返した。
後半も開始から浦和が押し込む展開が続いた。8分にはMF栗島のロングフィードに、DF高橋はなが抜け出して1点を返した。24分にはMF塩越のスルーパスからFW菅沢が同点弾を決めた。
皇后杯3連覇中の日テレも意地を見せ、後半28分にはDF清水からのスルーパスを受けたFW小林が勝ち越し点を決めた。しかし同41分、浦和はMF猶本の右アウトサイドでのスルーパスに38歳のFW安藤が抜け出し、冷静に左足を振り抜いて再び同点とした。
このまま延長戦に突入するかと思われたが、最後に試合が動いた。後半43分、日テレは17歳のMF木下が右サイドを突破。冷静に中を見て、中央でフリーの小林にパスを出すと、これを小林が決めて再び突き放した。
点の取り合いとなった決勝戦は、日テレの4連覇で幕を閉じた。
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