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ロハスJr.加入で100発トリオ 阪神正式契約…大山&サンズと夢の中軸結成 - デイリースポーツ

 伝説、再来-。阪神は25日、メル・ロハス・ジュニア外野手(30)=前韓国KT=の獲得を発表した。背番号は「24」。年俸は250万ドル(約2億6000万円)で2年契約とみられる。矢野監督が思い描くのは3番・ロハス。4番・大山、5番・サンズへと続く中軸で“100発超”クリーンアップを形成し、打倒・巨人に挑む。なおユニホームとボード表記は「ロハスJr.」にすることも発表された。(金額は推定)

 優勝しました、日本一になりました-。

 来季の頂点を誓うチームにおいて、ロハスは最後のピースになるだろうか。聖夜に届いた吉報。8人目の“大トリ”で来季契約が発表された。今季、韓国リーグでは47本塁打、135打点で2冠。MVPにも輝き、日米で争奪戦に発展した。R砲も喜びを隠さない。

 「興奮しています。本拠地としてプレーする甲子園球場も、素晴らしい歴史と伝統がある偉大な球場だと聞いている。そのグラウンドでプレーできることが今から楽しみです」

 ロハスは勝負強さとパンチ力を持つ両打ちの強打者。メジャー経験はないが、韓国KT移籍後に才能が開花した。同リーグでは通算511試合で132本塁打。4年連続で打率3割を記録した。矢野監督も「タイプで言えば…ダイエーのバルデスや西武のデストラーデ。穴が少ないように見えた」と評価。3番打者として期待する。

 「守備でも肩が強いし、総合力が高い選手。スイッチということも含めてね。打点を挙げてほしいとなれば5番もあり得るけど、どっちかと言えば3番のイメージをしている」

 脳裏に描くのは3番・ロハス。これで4番・大山、5番・サンズとの中軸が実現する。試合数の違いはあるが、日韓3人で94本塁打。来季143試合制に戻れば、100発超えにも現実味を帯びる。到達なら球団では1985年の優勝時、バース、掛布、岡田が放った129本以来の大台。夢のクリーンアップが、打倒・巨人のGO砲になる。

 これで年内の補強も終了。16年ぶりのリーグ優勝、36年ぶりの日本一を誓うチームの陣容が整った。カギを握る助っ人も気を引き締める。「素晴らしい環境がそろった、伝統のある阪神タイガースでプレーできることを誇りに思います」。勝利を導く使者。“ロハスサンタ”が来季、最高のプレゼントを届ける。

 ◆メル・ロハス・ジュニア(Mel Rojas Jr.)1990年5月24日生まれ、30歳。米国インディアナ州出身(ドミニカ共和国国籍も持つ)。189センチ、102キロ。右投げ両打ち。外野手。2010年ドラフトでパイレーツの指名を受ける。メジャー経験はなく、17年途中から韓国・KTでプレー。今季は47本塁打、135打点の2冠。17年WBCドミニカ共和国代表。父は投手としてエクスポズ(現ナショナルズ)などで活躍したメジャー通算34勝右腕。大叔父のフェリペ・アルーはエクスポズで監督を務めた。

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