米大リーグ・マリナーズからFAになり、オリックスに4年ぶりに復帰することになった平野佳寿投手(36)が10日、宮崎市内のホテルで会見した。
17年オフに海を渡った元守護神が、古巣に帰ってきた。平野は開口一番、「今はすごく、日本でプレーできることを楽しみにしているし、ワクワクしています」と笑顔を見せた。復帰の要因については「福良GMから連絡ももらっていたし(渡米)1年目から何かと気にかけていただいたので、戻るならこのタイミングで力になりたいなと。もちろん、向こうでやるという気持ちもあったけど、徐々に日本でやりたい気持ちになってきたし、迷いはなかったです」と説明した。
メジャーでの経験については「野球をまた違った視点で見られたし、いろんな意味で楽しくできました。厳しさもあったけど、いい経験ができましたね」と充実の表情。くしくも、同じタイミングでヤンキースから楽天に復帰した田中将の話題を振られると「僕なんて田中君に比べたらまだまだ全然です。田中君が帰ってきたけど、平野もついでに帰ってきたくらいに思ってもらえれば。そのくらい気楽にやりたいです」と笑わせた。
渡米後も古巣の試合をチェックしたと明かし「若い子がすごく育ってきているのを見ていたし、明日から一緒に練習をして野球をできるのが楽しみ。コミュニケーションも取って、伝えることがあれば伝えたいし、逆に僕が得ることもあるだろうから学びたい」と謙虚な姿勢を示しつつ、2年連続最下位のチームに「そんなのはタイミングだと思います。勝てるときは勝てるし、負けるときは負けてしまうもの。勝ち癖をつけることが大事。皆で勝つことだけを考えてやっていきたい」と前向きな思考でナインに呼びかけた。
自身の起用については「今までもそういう質問をよく受けてきたんですけど、ここで投げたいと言ったことは一度もない。GM、監督に先発に行けと言われれば、行ける準備をしようと思います。どこでもやります」と冗談を交えながら、チーム方針に従う姿勢をアピールした。
日本復帰を果たしたことで田中将と同様に、侍ジャパン選出の可能性も高まった。「すごくいい選手がいっぱいいますし、僕なんかよりすごい選手はいっぱいる。でもチャンスがあって選んでもらえるなら、一生懸命チームのためにプレーしたい」と前向き。ただ、まずはチームの勝利に貢献することが最優先。「コロナ禍で厳しい状況の中、快く迎えてくれた球団に感謝しています。それには優勝でしか返せないと思っています。優勝を目指して、体がボロボロになるまでオリックスのために頑張りたい」と意気込んだ。ファンにも「まだまだ若い子に負けないように、おじさんも頑張ってるってところを見てもらいたいです」と声援を求めた。
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