東京オリンピックの競技が21日、東日本大震災の被災地である福島県と宮城県などで始まった。東京都や政府は「復興五輪」を大会招致のうたい文句にしたものの、新型コロナウイルスの感染拡大で被災地が受ける恩恵は乏しくなり、大会を開く意義が改めて問われる事態に陥っている。
2002年サッカーW杯日韓大会の会場にもなった「キューアンドエースタジアムみやぎ」(宮城県利府町)ではサッカー女子の2試合があった。東日本大震災の復興支援に感謝して「日本は希望を持って前に進んでいます」と英語や中国語、オランダ語などで書かれた横断幕も掲げられた。
国内のほとんどの競技会場が無観客になる中、宮城県は村井嘉浩知事の判断で有観客を維持した。利府町の熊谷大町長は「五輪が開催できるまでになったと感謝の気持ちを表現できる場所がいただけた」と歓迎する。ただ、県内への玄関口となる仙台市や地元医師会は感染拡大を懸念して無観客を求め、県や町に抗議のメールや電話が殺到するなど大きな波紋を呼んだ。
岩手、宮城、福島の被災3県は…
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