東京五輪の開会式が23日午後8時、国立競技場(東京都新宿区)で始まった。新型コロナウイルスの影響で史上初めて1年延期し、57年ぶりに東京で開かれる大会は、開会式も無観客で行われ静かに幕を開けた。
今大会には205の国・地域と難民選手団の計約1万1000人が参加。8月8日までの17日間、史上最多となる33競技339種目で頂点を争う。新たに空手、スケートボード、スポーツクライミング、サーフィンの4競技が加わり、2008年の北京五輪までは実施競技だった野球・ソフトボールが復活した。
日本選手団は、主将に陸上男子の山県亮太、副主将は卓球女子の石川佳純が起用された。旗手には初めて男女ペアで、バスケットボールの八村塁、レスリングの須崎優衣が務める。
開会式に先行して始まった競技では、日本代表が好発進。ソフトボールが13年ぶりの金メダルに向け2連勝でスタート。サッカー女子がカナダと引き分け勝ち点を獲得、サッカー男子は南アフリカに白星を飾った。ボート男子シングルスカルの荒川龍太は準々決勝に駒を進めた。
一方、開会式をめぐっては、楽曲制作を担当するミュージシャンの小山田圭吾氏が、過去のいじめ告白を批判され、辞任。ショーディレクターを務める小林賢太郎氏が過去のホロコースト(ユダヤ人大量虐殺)を題材にしたコントを問題視され、解任された。
新型コロナの影響から開催が1年延期され、緊急事態宣言下、ほとんどの会場が無観客で行われる。テロなどの警備態勢だけでなく、感染防止対策にも力を注がなければならない五輪となった。
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