ボクシングWBA世界ミドル級スーパー王者村田諒太(35=帝拳)が12月29日にさいたまスーパーアリーナで、元3団体統一同級王者で現IBF世界同級王者のゲンナジー・ゴロフキン(39=カザフスタン)との王座統一戦に臨むことが12日、正式発表された。同日、都内で村田が記者会見に臨み、米国でトレーニング中のゴロフキンもリモートで「同席」した。
村田は「彼を倒して僕が最強であることを証明したいです」と宣言。ゴロフキンは「2人の王者が統一王座をかける素晴らしい試合になる。誰もが注目する1日になると思います」と意気込んだ。
村田とゴロフキンは14年に一緒にトレーニングした間柄でもあり、村田は「一番尊敬するゴロフキン選手と一緒にトレして紳士的な対応をしていますし。彼の実績はすごいものがあります。本当に最強の選手、ミドル級史上でも。戦績は(4階級制覇王者サウル・アルバレス戦の)1敗1分けですが、僕の中では勝っていた試合。事実上全勝の負けたことのない選手。その選手に勝って僕が最強を証明したいです」と口にした。
12年ロンドン五輪で金メダルを獲得し、日本人初となるアマとプロで世界の頂点に立った村田にとって待望のビッグマッチが決定した。元3団体統一王者で現在もIBF王座を保持する世界的スーパースターとの王座統一戦となる。村田にとって19年12月、スティーブン・バトラー(カナダ)との初防衛戦以来、約2年ぶりのリング。今年1月にWBAスーパー王者に昇格後初試合でもある。
既にゴロフキン戦を想定し、村田は9月下旬から10月上旬までフィジカルを強化する千葉・成田合宿を敢行。11月に入ってアマチュア選手とスパーリングする実戦練習にも入っている。レスリング練習や3部トレも導入。ゴロフキンの最新試合もチェックし、対策を練るなどビッグマッチの調整を続けていた。
一方、20年12月以来、リングから遠ざかるゴロフキンはGGGの愛称を持つ世界的に人気のボクサー。3団体統一王者時代にWBA19度、WBC8度、IBF4度の防衛に成功し、黒星は18年8月、現3団体統一スーパーミドル級王者サウル・アルバレス(メキシコ)に負けた1敗のみで、今だKO負けもない。
昨年12月、カミル・シェルメタ(ポーランド)を7回終了TKO勝ちするなど強打は健在で、ミドル級最強の対抗王者となる。世界でも注目されている中量級で、村田が「日本ボクシング界史上最大の挑戦」とも言うべき、大一番に臨む。
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