GP最終戦 新星ワリエワがSP世界最高得点
フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第6戦、ロシア杯が26日、ソチで行われ、女子ショートプログラム(SP)では、第2戦スケートカナダで世界最高得点(総合265.08点)をマークしたロシアの15歳新星・カミラ・ワリエワが従来のSP世界最高得点(85.45)を更新。87.42点をマークし首位に立った。
日本からは17歳の松生理乃(愛知・中京大中京高)が出場。62.98点で7位だった。
GPシリーズは、全6戦の成績上位6人がGPファイナル(12月9~11日・大阪)に進出する。
女子ショートプログラム(SP)順位
SP順位 | 選手名 | SP得点(技術点、演技構成点、減点) |
---|---|---|
1 | カミラ・ワリエワ(ロシア) | 87.42(49.97、37.45) |
2 | エリザベータ・トゥクタミシェワ(ロシア) | 80.10(44.56、35.54) |
3 | マライア・ベル(アメリカ) | 69.37(36.06、33.31) |
4 | マデリン・スキザス(カナダ) | 67.49(37.12、30.37) |
5 | マイア・フロミフ(ロシア) | 64.72(32.03、33.69、-1.00) |
6 | ルナ・ヘンドリックス(ベルギー) | 64.44(31.02、33.42) |
7 | 松生理乃(中京大中京高) | 62.98(32.55、30.43) |
8 | エカテリーナ・リャボワ(アゼルバイジャン) | 58.87(29.34、29.53) |
9 | ビクトリア・サフォノワ(ベラルーシ) | 58.19(30.43、28.76、-1.00) |
10 | オルガ・ミクティナ(オーストリア) | 57.09(29.23、28.86、-1.00) |
11 | エカテリーナ・クラコワ(ポーランド) | 56.43(26.57、29.86) |
12 | エバ・ロッタ・キーブス(エストニア) | 49.26(21.83、28.43、-1.00) |
第12滑走 エリザベータ・トゥクタミシェワ(ロシア)
曲は「Oblivion (J'oublie)」
元世界女王の24歳。今年の世界選手権では、優勝した2015年以来6年ぶりに表彰台に返り咲いた。
冒頭、トリプルアクセル成功。片手を上げての3回転連続ジャンプもきっちりと着氷。ラストの3回転ジャンプも着氷させた。妖艶さを漂わせつつ、確かな表現力と技術で、会場を魅了した。会場から愛称の「リーザ」コール。
得点:80.10
第11滑走 エカテリーナ・リャボワ(アゼルバイジャン)
曲は「Mambo Italiano」
得点:58.87
第10滑走 カミラ・ワリエワ(ロシア)
曲は「In Memoriam」
今季シニアデビューの15歳。GPデビュー戦となるスケートカナダでは世界最高得点をマークし衝撃的な優勝を果たした。
冒頭、両手を上げて高さのあるトリプルアクセルを着氷。続く3回転ジャンプ、3回転の連続ジャンプも両手を挙げて決めた。終始落ち着いた演技を見せ、体の柔らかさをいかしたキャンドルスピンも披露。観客は立ち上がって拍手。
得点:87.42点。コストルナヤが持つ世界最高点(85.45)を更新
第9滑走 マイア・フロミフ(ロシア)
曲は「I'll Take Care Of You」
今季シニアデビューの15歳。冒頭、両手を挙げてのダブルアクセル、3回転ジャンプを着氷。ラストは連続ジャンプ予定だったが、1本目で転倒してしまい、連続にできなかった。15歳とは思えない表現力とともにスピン、ステップをこなした。
得点:64.72
第8滑走 エカテリーナ・クラコワ(ポーランド)
曲は「Steppe」
冒頭は3回転の連続ジャンプ予定だったが、1本目が着地失敗。続くジャンプも着氷が乱れ、連続にすることができなかった。ラストのダブルアクセルは着氷させた。
得点:56.43
第7滑走 ルナ・ヘンドリックス(ベルギー)
曲は「Caruso」
ロシア勢の活躍が目立つ中、GPシリーズ第3戦・イタリア大会で3位に入った注目選手。ベルギー勢初の表彰台となり話題に。
注目が高まる中で迎えたGP2戦目は、本領を発揮できなかった。冒頭の3回転の連続ジャンプは2本目の着地が詰まった。ラストのジャンプは抜けて1回転に。
得点:64.44
第6滑走 エバ・ロッタ・キーブス(エストニア)
曲は「Baiana」
冒頭、3回転の連続トーループ予定だったが1本目で着地が乱れ、単独に。続くダブルアクセルは着氷。ラストは片手をあげてのジャンプだったが、転倒。曲調に合わせた鮮やかな色を組み合わせた衣装が目を引いた。
得点:49.26
第5滑走 マライア・ベル(アメリカ)
曲は「River Flows In You」
冒頭はダブルアクセルから。ピアノの旋律にのせ着氷。続くジャンプは連続3回転ジャンプの予定だったが、2本目のジャンプが抜けてしまった。ラストの3回転ルッツは着氷。
得点:69.37
第4滑走 ビクトリア・サフォノワ(ベラルーシ)
曲は「Time to Say Goodbye」
冒頭の3回転ジャンプは転倒。透明感のあるボーカルに合わせ、伸びやかに滑りきった。
得点:58.19
第3滑走 オルガ・ミクティナ(オーストリア)
曲は「My Nocturnal Serenade」
冒頭の3回転の連続ジャンプはわずかに回転不足判定。ダブルアクセルは着地で手をつき、ラストの3回転ルッツは両手を挙げて高得点を狙ったが転倒してしまった。曲調に合わせ、個性的な振り付けでしっかりと観客に印象づけた。
得点:57.09
第2滑走 マデリン・スキザス(カナダ)
曲は「My Sweet and Tender Beast」
終始キレのある演技を見せた。冒頭の3回転の連続ジャンプをはじめ、すべてのジャンプを着氷させた。
得点:67.49
第1滑走 松生理乃(中京大中京高)
曲は「A Quoi Ca Sert l'Amour」
シニア転向後初のGPシリーズとなったNHK杯では6位。
樋口美穂子コーチと握手してリンクイン。冒頭、3回転、2回転の連続ジャンプを着氷させたがわずかに回転不足判定。ダブルアクセルは幅のあるジャンプに。ラストの3回転ループも着氷した。曲調に合わせ笑顔でみずみずしい演技をみせた。
得点:62.98
第1滑走 松生理乃(中京大中京高)
第2滑走 マデリン・スキザス(カナダ)
第3滑走 オルガ・ミクティナ(オーストリア)
第4滑走 ビクトリア・サフォノワ(ベラルーシ)
第5滑走 マライア・ベル(アメリカ)
第6滑走 エバ・ロッタ・キーブス(エストニア)
第7滑走 ルナ・ヘンドリックス(ベルギー)
第8滑走 エカテリーナ・クラコワ(ポーランド)
第9滑走 マイア・フロミフ(ロシア)
第10滑走 カミラ・ワリエワ(ロシア)
第11滑走 エカテリーナ・リャボワ(アゼルバイジャン)
第12滑走 エリザベータ・トゥクタミシェワ(ロシア)
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