フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第6戦、ロシア杯が26日、ソチで開幕し、男子ショートプログラムが行われた。友野一希(セントラルスポーツ)は従来の自己ベスト(88・22点)を大幅に更新する95・81点をマークし、トップに立った。予定したジャンプをいずれもクリーンに着氷し、充実感を漂わせた。演技後の友野の談話は次の通り。
「100点近い点数も望める」
朝から良い練習ができていなくて、直前まで悪いイメージもあった。ただ、落ち着いてはいた。練習が成果として試合に出たのかなと思う。(自己ベストは)自分が想像していたマックス(の演技を)やれば95点出せるかなというのはあったが、(4回転)トーループ以外(のジャンプ)は良いものではなかったと思っていた。その中で95点は大きな収穫。これからいいものを作ることができれば、100点近い点数も望めるのではないかなと。可能性の見える、良い自己ベストだった。
もっともっと良いジャンプが跳べると思う。演技も緊張で萎縮してしまっていた感じがある。ステップも緊張していたので、もっとのびのび滑ることができれば。フリーも自信があるので、練習してきたことを出せるように、あとは思い切ってやるだけ。積み重ねてきたものをしっかりと練習で出せるように演技ができればと思う。
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