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米ツアー予選会前ラストマッチ 渋野日向子の準備と目安 - ゴルフダイジェスト・オンライン

◇国内女子◇大王製紙エリエールレディスオープン 事前(17日)◇エリエールGC松山(愛媛県)◇6545yd(パー71)

渋野日向子が迎える2020-21年シーズンの自身国内最終戦は、ずっと目標に置いてきた12月の米女子ツアー予選会(Qシリーズ)前のラストマッチでもある。

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次週に渡米し、アラバマ州モービルのマグノリアグローブ(クロッシングズコースとフォールズコースを使用)での1週目、同州ドーサンのハイランドオークスGC(ハイランドコースとマーシュウッドコースを9ホールずつ使用)での2週目に備える。「少し早めに入って準備して行かないと」。現地に入ってからのコースチェックが突破のカギになる。

今週は2年前に優勝し、昨年も5位に入っているコース。会場での調整はプロアマ戦が行われた開幕前日のみだったが、「ラフの芝も冬の芝に変わってきたりしていて、グリーン周りのラフの方が難しさはある」といった情報収集に余念がない。

ことしに入ってからの練習ラウンドの変化は自身も認めるところ。「フェアウェイからよりラフから打つ回数の方が多い。どれだけ(芝に)食われるか、どういう飛び方をするか確認しながら打つ。むしろ(練習は)ラフから打った方がいいんじゃないか、みたいな感じになりつつある」と笑う。

「ラフに入っても、前よりは自信があるのかな。フェアウェイからだったら2ydくらいでランが止まるのに、ラフからだと10ydくらいになるとか、把握できておけば、(試合で入れたときに)なにかしら対処ができる」

スイング改造を進めながら戦ってきた1年。「ちゃんとベースができているかと言われると、まだまだ」と理想を求める姿勢に妥協はないが、胸を張れるスタッツもある。パーオン率は2019年の70.7573%から72.0612%に向上。19年のランク24位に対し、海外での試合が多かった今季は規定ラウンド数に達していないものの、12位に相当する数字だ。

「まだまだですけど、ちょっとずつ精度が上がってきて、いいスタッツを出すことができれば、自分的には今やっていることは合っているんだなと捉えることができる。その目安がパーオン率」。国内最終戦でさらに自信を積み上げ、Qシリーズに挑んでいく。(愛媛県松山市/亀山泰宏)

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