<プロ野球ドラフト会議>◇26日
阪神が交渉権を獲得した近大・佐藤輝明内野手(4年=仁川学院)は「地元の球団で、身近な球団だったんで良かったかなと思います」とホッとした表情を見せた。大学生野手の最上位指名(外れ1位除く)での4球団競合は80年東海大の原辰徳(巨人)以来、40年ぶりとなった。
ドラフト前日から伸びた髪の両サイドを刈り上げ、運命の時を田中秀昌監督(63)と待った。矢野監督が抽選箱から当たりクジを引き当てても、表情を変えることはなかった。会見会場はテレビカメラ15台など多くのメディアが駆けつけ、会場の外には多くの学生も見守った。
アマ球界NO・1スラッガーだ。187センチ、94キロの右投げ左打ち。高校では甲子園大会出場の経験はないが、大学で急成長。関西学生野球リーグでは通算14本塁打を放ち、OBで元巨人二岡智宏(現巨人3軍監督)がマークしたリーグ通算本塁打記録を22年ぶりに更新した。
ドラフト当日を前に、13日にオリックスが早々と1位指名を公表。ドラフト前日の25日にはソフトバンクと巨人が1位指名を公表し、3球団以上の競合が確定していた。
◆佐藤輝明(さとう・てるあき)1999年(平11)3月13日、兵庫・西宮市生まれ。甲東小1年から甲東ブルーサンダースで軟式野球を始める。6年ではタイガースジュニアに選出されたが、右肘を痛めて活躍できなかった。甲陵中では学校の軟式野球部に所属。仁川学院では高校20本塁打。近大では1年春からレギュラー。2年春から3季連続ベストナインに選出(2年春は外野手、2年秋と3年春は三塁手)。リーグ戦通算14本塁打。ベンチプレス130キロ、左右の握力75キロ。父博信さん(53)は日体大の柔道部(86キロ級)で、現在は関学大の准教授。
◆競合多数の抽選 過去最多は89年野茂英雄(新日鉄堺)90年小池秀郎(亜大)の8球団。野手の最多は95年福留孝介(PL学園)17年清宮幸太郎(早実)の7球団。大学生の野手で外れ1位を除く入札1回目の4球団以上は、79年岡田彰布(早大=6球団)80年原辰徳(東海大=4球団)の2人しかいない。
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