27日のチャンピオンズリーグ(CL)・グループB第2節、レアル・マドリーは敵地シュタディオン・イム・ボルシア・パルクでのボルシア・メンヒェングラートバッハ戦を2-2で引き分けた。
カディス戦、シャフタール・ドネツク戦で連敗を喫して危機的状況に陥りながら、クラシコ勝利で一気に士気を上げたマドリー。ジダン監督はもうこれ以上負けることのできないこのCLの一戦で、GKクルトワ、DFルーカス・バスケス、ヴァラン、セルヒオ・ラモス、MFクロース、カセミロ、バルベルデ、FWヴィニシウス 、ベンゼマ、アセンシオを起用した。
前半、マドリーは確実に士気が上がっていることを示す。落ち着いた着実なビルドアップ、ボールを失った際の組織力とインテンシティーに満ちたプレッシング……。マドリーのゲーム支配は明らかで、無観客のスタジアムには彼らがボールを蹴る音がこだまし続けた。
しかしゲームを支配しても決定機を生み出し、それを決め切ることができないと意味がない。それをやってのけたのはボルシアMGの方だった。33分、速攻から初のチャンスを生み出すと、プレアの精度高いグラウンダーのクロスから、マルクス・トゥラムがL・バスケスのスライディングを意に介さずボールを押し込んだ。
ボルシアMGに初シュートでスコアを動かされたマドリーは、その後もボールを保持するも落ち着いた守備を見せる相手に苦戦。確度のあるフィニッシュまで持ち込めぬまま前半を終えた。
後半、マドリーは綺麗なボール回しよりアグレッシブさが際立つ攻撃で同点を目指す。46分ぬはアセンシオがCKからボレーシュートを放ったが、これはクロスバーに当たった。マドリーはその後も執拗に攻め続けるが、59分にまたもボルシアMGの得点が決まる。速攻からのクロスをクルトワがクリアし損ね、そのこぼれ球から再びM・トゥラムにネットを揺らされた。
ジダン監督は70分に選手交代に動き、ヴィニシウス、クロースを下げて負傷明けのアザール、さらにモドリッチを投入。S・ラモスも頻繁に上がるようになり何としてでもゴールを奪う気迫を見せると、86分にバルベルデのクロスをカセミロがゴールライン際で頭で折り返し、ベンゼマが押し込みついに1点を返すことに成功する。
マドリーはその後も必死の形相でゴールを求め続け、93分についに同点に追いつく。モドリッチのアーリクロスをS・ラモスが頭で落とし、カセミロがネットを揺らした。ジダン監督のチームは最後まで勝ち越しゴールを狙ったが、結局は勝ち点1を分け合う形で試合を終えている。
グループBはこれで1位シャフタール・ドネツク(勝ち点4)、2位ボルシアMG(勝ち点2)、3位インテル(勝ち点2)、4位マドリー(勝ち点1)に。13回のCL最多優勝を誇るマドリーだが、クラブ史上初となる敗退の可能性も感じさせている。
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