巨人・原辰徳監督(62)が、26日の「プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」で、近大・佐藤輝明内野手(21)を1位指名することを25日、公表した。関西学生リーグで通算14本塁打の新記録を樹立した長距離砲。今ドラフト目玉の“近大のギータ(柳田)”には、オリックス、ソフトバンクも1位指名を公言しており、最低3球団以上の競合となるが、抽選に臨む原監督は、かしわ手を打って神頼みポーズを披露。運命の赤い糸で結ばれていることを願って、その時を待つ。
神頼みをしてでも、手に入れたい。原監督が意中の“恋人”の名を明かした。この日の阪神戦(東京D)後、26日のドラフト会議について言及。「そうだ! 明日だ! 近大・佐藤くん、行くよ」。これまで1位指名については「即戦力の野手」という方針を明かしてはいたが、ドラフト会議を翌日に控えたこの日、初めて名前を公表した。パン、パンとかしわ手を打ち「何とか(ご縁がありますように)という感じだよ」と頭を垂れるポーズを見せた。
20日のスカウト会議に原監督も出席して佐藤の映像を確認。惚れ込んだ。「非常にスケールの大きい、(走攻守)3拍子そろった選手」。最大の魅力はずば抜けた長打力。今秋、近大OBの巨人・二岡智宏3軍監督の通算13本塁打を超え、関西学生リーグ(82年発足の新リーグ)新記録となる通算14発をマークした。50メートル6秒0の快足に強肩と身体能力は高く、三塁、外野も守れる守備力もある。
当然、他球団も黙っていない。これまでにオリックスが1位指名を公表していたが、この日ソフトバンクも1位指名を公言。さらに西武、阪神らも1位指名を検討している模様で、5球団の競合となる可能性もある。
気になるくじの大役には、原監督が「私が引きます」と名乗り出た。原監督自身は08年に大田泰示(東海大相模)を、ソフトバンクとの競合で引き当てたのを最後に抽選は5連敗中で、通算でも1勝10敗。それを気にしてか「この前スカウト会議の時に『くじを引く人を決めるくじ引きをしよう』と言ったら、全会一致で却下された」と冗談めかして裏話を披露したが、ドラマを作るのは、監督として巨人軍最多勝を誇る名将・原辰徳以外にいない。
抽選順はこの日時点の順位でパ6位、セ6位、パ5位…のため、残りくじになることが確定。「だから…ベストを尽くすということだよ」。できることは、残り福を神に祈るのみ。赤い糸で結ばれていると信じて2度、またかしわ手を打った。(西村 茂展)
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