女子ゴルフの渋野日向子(21=サントリー)が8番でホールインワンを達成し、前代未聞の「140人抜き賞金女王」への第1歩を踏み出した。

樋口久子・三菱電機レディースは予選落ちした今季開幕戦以来、4カ月ぶり2戦目の国内ツアー出場。今年と来年が統合された今シーズンは、すでに140人が賞金を獲得する中、渋野は0円。日本女子プロゴルフ協会も「記憶にない」という、ごぼう抜きでの逆転賞金女王の期待がかかる。

1番パー5で4メートルのパットを決めてバーディー発進。7番までパーを重ね、迎えた8番の160ヤードのパー3で打球の行方を見つめると「オーっ」と喜び、キャディーとひじタッチ。渋野にとって今季初のホールインワンを達成し、3アンダーまでスコアを伸ばしこの時点で2位タイまで浮上した。