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【掛布論】巨人・岡本和真、守備に対する意識の高さ 侍ジャパン正三塁手の力ある - auone.jp

侍ジャパンの稲葉篤紀監督が視察する中、フリー打撃で快音を響かせる岡本和真(カメラ・軍司 敦史)

 巨人・原辰徳監督(62)が9日、東京五輪に挑む侍ジャパン・稲葉篤紀監督(48)に岡本和真内野手(24)の選出を推薦した。この日、宮崎のサンマリンスタジアムで表敬訪問を受け、新旧の侍指揮官は約30分間会談を行った。その中で、候補選手が多い三塁手について意見を求められた原監督は「和真はすごく守備力も、打撃においても(実力は)上がってます」とバットだけではなく、グラブでもチームを助けられる存在に成長した自軍の4番を猛プッシュした。

 * * *

 岡本和は侍ジャパンの正三塁手を務める力が十分にある。昨季、本塁打と打点の2冠を獲得した打撃だけでなく、守備面でも着実にレベルアップしている。

 この日のシートノックでも守備に対する意識の高さが感じられた。基本に忠実に、しっかり腰を割って捕球し、丁寧にスローイングしていた。当たり前のプレーを当たり前にこなす安心感がある。イレギュラーバウンドにも柔らかいハンドリングで対応できていた。

 フリー打撃のきれいなフォームには、今年も成績を残すと確信した。トップからバットをボールに最短距離で出し、右の肩や腰が全く下がらず、地面と平行の完璧なレベルスイングで振り抜いていた。昨年の日本シリーズ初戦で千賀のストレートにバットを粉砕された屈辱が、進化への糧となったはず。昨季よりバットの出方にロスがなくなった。今の形に磨きをかければ、千賀の剛球にも対応する可能性が高い。

 今年は3割、30本、100打点に、初のゴールデン・グラブ賞も狙える。長嶋さん、原監督と受け継がれた巨人伝統の「4番・三塁」の本物の後継者として、高い目標を目指すべきだ。

 セ・リーグの三塁手は大山、高橋周、宮崎、村上、堂林(広島)とチームを代表する選手がそろってきた。パ・リーグでは松田、中村(西武)が一時代を築いてきたが、安田(ロッテ)という新しい顔も出てきた。岡本和はそのハイレベルな争いを引っ張っていく存在だ。(阪神レジェンド・テラー、スポーツ報知評論家)

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