アメリカンフットボールの大学日本一を決める甲子園ボウルが行われ、関西学院大が法政大を47対7で破り、4年連続32回目の優勝を果たしました。
ことしの甲子園ボウルは、6年連続55回目の出場となった西日本代表の関西学院大と、9年ぶりの出場で15年ぶりの優勝を目指す東日本代表の法政大が対戦しました。
試合開始早々、関西学院大は、齋藤陸選手が持ち味のスピードを生かしてタッチダウンを決めて先制しました。
そしてこのあと、2つのフィールドゴールで追加点をあげた一方で、安定した守りで法政大に得点を与えず、前半は13対0とリードしました。
後半は法政大が反撃し、第3クオーター開始直後にエースランニングバックの星野凌太朗選手が巧みなステップで抜けだし、タッチダウンを決めました。
それでも関西学院大は2年生のランニングバック、前島仁選手が自陣から68ヤードを走り抜いてタッチダウンを奪い、法政大を突き放しました。
関西学院大は、このあとも3つのタッチダウンなどで追加点をあげ、法政大に47対7で勝ちました。
関西学院大は4連覇を達成し、最多記録を更新する32回目の優勝を果たしました。
関西学院大 齋藤「周りの状況見ながら走る余裕持てた」
2つのタッチダウンを決め、最優秀選手に選ばれた、関西学院大のランニングバック、齋藤陸選手は「満足しない性格なので、そこまで活躍したとは思わないが、4年生で日本一になれたことが何よりうれしい」と笑顔を見せていました。
先制のタッチダウンについては「4年間でいちばん落ち着いてプレーできたことがタッチダウンにつながったと思う。周りの状況を見ながら走る余裕が持てた」と振り返っていました。
関西学院大 大村監督「力の差ないが うまくわれわれの展開に」
関西学院大の大村和輝監督は「キャプテンの青木選手を中心に選手がよく頑張ってくれた。点差ほど力の差はないが、うまくわれわれの展開になった。ことし最後の試合として非常によかったと思う」と話していました。
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