◇国内ツアー対抗戦◇Hitachi 3Tours Championship (12日)◇大栄カントリー倶楽部(千葉県)◇3714yd(JGTO)、3465yd(PGA)、3214yd(LPGA)=9ホール(パー37)
各チーム7人で構成。平均年齢はPGAシニアチームが55歳に対して、20代が4人のJGTOは27.7歳、20代前半が6人のJLPGAは23.4歳。今季初めてシニア賞金王を獲得した52歳・篠崎紀夫の目から見た若きゴルファーたちは「バケモン」だった。
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チームをけん引した初出場の篠崎は、午後のオルタネート方式で伊澤利光と組んで3アンダー2位。1アンダーにとどまったJGTOの木下稜介&金谷拓実ペアには勝ったものの、「小学生のころから知っている子たち」でもある稲見萌寧&西郷真央のペアに圧巻の7バーディを見せつけられて完敗した。
シニア選手お得意の“おしゃべり攻撃”も「遠慮して口で攻撃できなかった」ほどで、なかもで稲見と西郷の信頼関係には脱帽だった。「バケモンですね。ショットがみなビタビタついたら、こっちは(シニアなら)それをせっかくつけてくれたから入れないと、という感情が生まれる。彼女たちも当然それがあると思うんですけど、それが入る。『ちょっとくらい外せば』って言ったら『嫌だ』って言ってました」
若手男子選手の「ピンに攻めていく感じ」にも感服。「シニアは危険を察知して逃げていくので、それが身に付いてしまっている。だからボギーは打たないけど粘ってバーディ。そういうゴルフで戦ってきている」と振り返った。
「そういう勉強もこれからは」と向上心を見せつつ、「また来て若い子たちをやっつけたい。来年もうちょっと(口でも)攻撃してあげようかな。どこかでガンガンいくゴルフを練習しておきます」と笑って、年末の風物詩となる大会を締めくくった。
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