先発したダルビッシュ有投手(35)に勝敗はつかなかった。5回2/3で99球を投げ9安打5失点も、1点リードで勝利投手の権利を持って降板。しかし、2番手で登板した元阪神のスアレスが打たれて逆転を許し、白星はならなかった。それでも、パ軍打線は7回に3点を挙げて試合をひっくり返し、9回にも4得点。チームは16安打11得点で勝利した。

ダルビッシュは1回、先頭のデメリットに四球を出した。2死から暴投で二塁進塁を許し、4番オズナに左前打を打たれたが、左翼プロファーの好返球で二塁走者が本塁タッチアウト。無失点で切り抜けた。

3回表に犠飛で1点の援護をもらった。しかし直後の3回裏、先頭のコントレラスに右翼へ4号ソロを浴びて、同点に追い付かれた。打線が2点を勝ち越した直後の5回は、先頭にボテボテの三塁内野安打で出塁を許し、1死二塁から適時打を献上。1点を失った。

そして4-2で迎えた6回。2死をとった後の二塁打から、詰まらせた右翼への打球が適時打となり、1点差に迫れた。さらに続くコントレラスに中前打を打たれ、2死一、三塁とした場面でマウンドに降りた。2番手でマウンドに上がったスアレスがスワンソンに逆転3ランを浴び、ダルビッシュの4勝目の権利が消えた。

スアレスは、4月7日の開幕戦で2点リードの9回に3者連続四死球を与えて降板。次の登板投手がサヨナラ3ランを浴びていた。この試合は、6回無失点で降板したダルビッシュが、勝利投手の権利を持っていた。

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