鳥栖の下部組織で育った二田は、鳥栖U-18に所属していた21年にトップチームデビューを果たし、同年にオーストリアのインスブルックU-23への期限付き移籍が発表された。U-18日本代表候補にも選出された経験があり、冨樫剛一監督は「U-18でも一緒にやっており、ゴールを取る意欲が当時から非常に強かった。海外でも数字を残していることで、今回の基準を満たしている」と評価した。
また、海外にもルーツを持つ前田と高橋に関しては、海外在住のスカウトから情報を得るだけでなく、「本人たちともウェブでミーティングをして彼らの意思を確認した」と指揮官自らもコミュニケーションを取り、「『日本のためにしっかり戦いたい』ということだったので今回選ばせてもらった」ようだ。
「ウェブミーティングをするまで、自分たちもドキドキしていたし、久し振りにスペイン語を駆使して話し掛けた。仁胡はバリバリの関西弁で喋ってきたし、慈英はしっかり敬語も日本語で話せている。彼らは母親が日本の方なので、一生懸命日本語にトライしているところだし、我々もしっかりコミュニケーションを取れるようにしていかないといけない」
右サイドバックが主戦場となる前田については、「非常に上下動ができてより攻撃的なプレーをする。我々のチームにとって、そのプレーは非常に有効になる」とイメージしており、左サイドバックやCBをこなす高橋に関しては、「バルセロナの選手らしいビルドアップ、攻撃に絡んでいく部分は自分たちにとっても面白い存在になる」と考えている。
海外にもルーツを持つ選手の招集は、「これから日本代表が世界で勝つために必要になる」と感じており、「文化が違う中で、それでも同じフットボール、そして日本を強くしたい思いを持つ選手たち。非常に強い相手と戦えることで、彼らを一つのチームとしてまとめてゲームに向かっていくことが今回の私の仕事」と話した。
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