ディープ産駒のなかでも好走率が高いのは○○と○○
過去10年のヴィクトリアマイル馬券対象馬30頭のうち、半数近い14頭はディープインパクト産駒。出走比率は29%。出走比率を大幅に上回る好走率。昨年も産駒が1-3着を独占。
ディープ産駒で馬券になった馬の母父「国別タイプ」に注目すると、14頭のうち11頭は母父が欧州型。欧州型の出走比率は59%。出走比率以上に欧州指向の強いディープ産駒が好走。(国別血統タイプは、サイト「スマート出馬表」を参照)
母父米国型で馬券になったディープ産駒は3頭。グランアレグリア、ショウナンパンドラは複数のGIレースで実績を残し、牡馬混合のGIレースでも優勝実績がある馬。
ディープ産駒のなかでも母父が欧州型。もしくは牡馬混合のGIでも実績を残す力量上位馬の好走率が高いレース。
また、先週のNHKマイルCは「母父ディープインパクト」のカワキタレブリーが18人気で3着に激走。同馬は父がドレフォン。NHKマイルCに相性の良いヴァイスリージェント系も持つ米国型。
過去のNHKマイルCはディープ産駒で母父ヴァイスリージェント系の馬、母父米国型の馬も馬券に対象になったレース。カワキタレブリーは過去の同レースで相性の良かったディープ産駒の父と母父の配合パターンをひっくり返した馬。
ヴィクトリアマイルも今後は父欧州型で母父ディープインパクトの配合パターンが走りやすいレースになるのではないでしょうか。
なお、今年も父欧州型で母父ディープの配合馬はアンドヴァラナウトとディヴィーナが出走予定。
ディープ産駒の筆頭格はレイパパレ。母父は米国型のクロフネ。当レースでは父としても母父としても勝ち馬を出している種牡馬。先に書いたようにディープ産駒は母父欧州型の方が相性は良いのですが、GIで複数の実績を残しているディープ産駒はその力を存分に発揮できるレース。同馬が崩れたのは2000m以上の非根幹距離と海外のレースのみ。根幹距離の距離短縮は力を発揮しやすい舞台。
マジックキャッスルは母父が欧州型で母系にフェアリーキング。同じディープ産駒で母父が欧州型。母方にフェアリーキングとシアトルスルーを持つジュールポレールは17年、18年と2年連続人気薄で馬券対象に。当レースは複数回馬券になった馬が7頭。リピーターが走りやすいレース。(なお、マジックキャッスルもリピート対象)
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