練習後、森保監督と交流したリトバルスキー氏
日本代表は7日、国際親善試合のドイツ代表戦(9日、ヴォルフスブルク/ドイツ)、キリンチャレンジカップ2023のトルコ代表戦(12日、ヘンク/ベルギー)に向けた練習を実施。冒頭約20分ほどが公開となり、計100分ほどの練習をおこなった。
練習には元ドイツ代表で、ジェフユナイテッド市原でのプレー経験もあるピエール・リトバルスキー氏が訪問。練習を視察するとともに、森保一監督らと旧交を温めた。変わらず流暢な日本語を操りながら、リトバルスキー氏は、「今回も難しい試合になると思う」とドイツ視点での試合を展望。「ドイツとしての意見、日本としての意見が両方ある」と複雑な心境を笑いながら話しつつ、「ペナルティエリア内でのアクションが好き。たくさん点が入ってほしい。面白い試合が見たい」と話した。
日本で注目している選手としては「一人を挙げるのは難しい」と前置きしつつ、三笘薫の名前を挙げ、「プレースタイルが大好き。サイドで突破もできる。ビッグタレント」と絶賛。ブンデスリーガ勢では堂安律、ドイツ代表では負傷離脱となってしまったが、ジャマル・ムシアラを好きな選手として挙げるなど、自身と同じくドリブルを武器にする攻撃的な選手がお気に入りのようだ。
母国のドイツ代表はワールドカップでグループステージ敗退後も5試合1勝1分3敗と不調。国内では日本、フランスとの連戦の結果次第でハンジ・フリック監督交代の話も出ており、代表人気も低下していると報じられている。現役時代、ケルンで一緒にプレーした経験があるフリック監督は「ベストフレンド」というリトバルスキー氏。「いいチームを作らないといけない」と憂い、「クラブチームの監督は選手をずっと見れるけど、代表監督は数日間集まって、また離れる」「(ドイツ代表の中心選手が多く在籍する)バイエルンが昨シーズン、バラバラだったりもした」と、代表監督という仕事の難しさも挙げた。一方で、森保監督については「素晴らしいし、(日本代表に)適した監督」と、1993年のJリーグ開幕戦では選手同士として対戦した指揮官を評価している。
リトバルスキー氏自身はコーチやチーフスカウト、クラブアンバサダーを約13年務めたヴォルフスブルクを昨シーズンいっぱいで退団。現在は「講演活動などが中心」とのことで、「明日も息子とドイツのバラエティ番組の収録があるんだ」と笑いつつ、「新しいことに挑戦もしたいし、いろいろなことを勉強したい」と意欲的に語り、日本とドイツの一戦は、「友人とゆっくりスタジアムで楽しみながら見られるよ」と、仕事ではない形で観戦できることを心待ちにしているようだ。
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