◇国内男子◇ANAオープンゴルフトーナメント 事前(13日)◇札幌GC輪厚コース(北海道)◇7066yd(パー72)
劇的優勝から1年、大槻智春は「今年に入ってあまり調子がよくない」とディフェンディング大会を前に首をひねった。前年は通算19アンダーで並んだ石川遼とプレーオフを演じ、1ホール目のショットインイーグルで勝利。「去年はすごく優勝したくて」。直近10試合で2位が3度と勝ちきれない展開が続いただけに、待望のツアー2勝目だった。
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今季は出場16試合で6月「ジャパンプレーヤーズチャンピオンシップ」の3位を最高にトップ10が3度。予選落ちは1度と安定しているが、上位に行ききれないのはクラブの試行錯誤が一因だ。「いろいろ替えながらやって来て、そこで自分のゴルフの調子が測れない」とクラブ契約をフリーにして戦った昨シーズンから模索が続く。
2018年からトップ5に入り続けたトータルドライビングは現在7位。1Wを含めて様々なメーカー、モデルをテストしたが、「結果、去年のANAオープンから替えられたクラブって1本しかない」と、3試合前に投入した3W以外は昨年と同じまま。「これが無くなったらどうしようもない。もう少しいいペースでクラブを変えていけたほうがいいんですけど」と不安を抱えたまま、重要な試合が続くシーズン後半に入っていた。
「この試合をきっかけに、また良くなってくれれば」と望みを持って挑む今週。「最低ラインの予選通過は毎週クリアできている。上位フィニッシュを続けて、どこかで勝ちたい」と思い出の一戦できっかけをつかみたい。(北海道北広島市/谷口愛純)
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