日本、フィリピン、インドネシアで共催されているバスケットボール男子ワールドカップ(W杯)を3勝2敗の19位で終え、アジア最上位で来年のパリ五輪出場権を獲得した日本代表が3日、沖縄県沖縄市内で記者会見に臨み、48年ぶりに自力で五輪出場を決めた喜びを語った。
日本は2日夜、17~32位の順位決定ラウンド最終戦となるカボベルデ戦で終盤の追い上げをかわし、団体球技のパリ五輪内定第1号となった。「五輪に行けなければ代表引退」と公言して今大会に挑んだ渡辺雄太選手(28)は、「自分を追い込もうと思って言ったが、みんなが僕を引退させたくないという気持ちになってくれてうれしかった。無事、引退せずにずっと代表のユニホームを着られそうです」と感謝した。
東京五輪では女子日本代表を銀メダルに導いたトム・ホーバス監督(56)は、今回のチームについて「天井がまだ分からない。すごい結果を出したけど、もっとできる」と自信を見せた。富樫勇樹主将(30)は、「バスケをメジャーにするため、代表が勝たなければいけないという思いを全員が持っていた。結果を残せてうれしく思う」と充実した表情だった。
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