ラグビーの関東大学対抗戦は6日、東京・秩父宮ラグビー場で伝統の「早明戦」が行われ、1敗の明治大が34―14で全勝の早稲田大を降し、逆転優勝を決めた。明大は2年連続18回目の優勝を果たした。
ラインアウトからモールを一方的に押し込んで奪った前半の3トライ目に、明大が誇る重戦車FWは感情をあらわにした。頑強にくみ上げた一団の中核を担った4年生ロックの高橋広大(22)=情報コミュニケーション学部=は、顔を真っ赤にしながら雄たけびを上げた。
前節の帝京大戦は立ち上がりが不安定だったが、この日は試合開始直後から持ち味である縦への強さを発揮し、接点、スクラム、ラインアウトのいずれでも優位に立った。高橋の「みんなはあまり口に出さないが、早明戦には胸に秘める思いがある。燃えないわけがない」という言葉は、だてではなかった。
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