すでにツインズから自由契約となりDeNAとの契約間近が噂されるフェルナンド・ロメロ投手。かつてプロスペクトランキングトップ100に入った右腕に米メディアは「なぜロメロと日本球団の契約を許したのか」と、日本球界入りに至った経緯を説明している。
2017年にプロスペクトランキング71位、将来を期待されたロメロ
すでにツインズから自由契約となりDeNAとの契約間近が噂されるフェルナンド・ロメロ投手。かつてプロスペクトランキングトップ100に入った右腕に米メディアは「なぜロメロと日本球団の契約を許したのか」と、日本球界入りに至った経緯を説明している。
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ドミニカ共和国出身の25歳ロメロは12年にツインズと契約。18年にメジャーデビューすると同年は11登板(11先発)して3勝3敗、防御率4.69。昨季は15試合に救援して0勝1敗、防御率7.07だった。メジャー通算は23試合登板、3勝4敗、防御率5.17の成績を残していた。
150キロを超える直球と高速シンカーが武器の右腕は2017年のプロスペクトランキングでは71位に選出されたほどの有望株だった。米メディア「ジ・アスレチック」は「なぜ、ツインズはかつて有望株ランキングトップ100に入ったロメロと日本球団の契約を許したのか」と、日本球界入りに至った経緯を紹介している。
球団はロメロが将来的に先発、リリーフと複数をこなせる可能性を持った万能投手になることを期待していたが、今季は春季キャンプに向かう途中にマイアミの税関でマリファナ所持により引き返されトレーニングに参加できず。さらにビザの再取得も実現せずシーズンで投げることはなかった。
コロナ禍によりFA市場は例年に比べ停滞し、ロメロに関してもトレードの引き取り手がなくビザの問題も解決していない状況で球団をロメロ放出を決断したという。デレック・ファルビー球団編成本部長も「彼なら間違いなくブルペンの層を厚くしてくれる戦力に、引き続きなり得る存在だと我々は感じた。しかしこの段階において、今年とその先の状況、及び彼が日本での道を探したいという望みを考慮すると、この上ない組み合わせだったと感じた」と語っている。
ツインズは今シーズンを欠場した右腕に移籍市場の評価は低く、ワークビザを取得できるのかどうかも不透明だったため記事では「来シーズンに彼を中途半端な状態に放置するよりかは、キャリアを再開できるようにチャンスを与えたかった。ロメロが(他球団から)興味をほとんど持たれることはなく、ツインズが引き取り手を見つけていないため、彼らは日本が最高のルートだと決断した」と、締めくくっていた。
(Full-Count編集部)
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