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ヤクルトD1・木沢、もう出た149キロ!初の戸田球場マウンドから捕手座らせ22球 - サンケイスポーツ

 ヤクルトは22日、春季キャンプの1、2軍メンバーを発表。ドラフト1位・木沢尚文投手(22)=慶大=ら大卒新人4人を沖縄・浦添市での1軍スタートとすることに決めた。新人合同自主トレーニングに参加した最速155キロを誇るドラ1右腕は、初めて埼玉・戸田球場のマウンドで投球練習を行い、直球の最速は149キロを計測。潜在能力の高さを早速示し、キャンプで臨時コーチを務める古田敦也氏(55)に“弟子入り”することを熱望した。

 吉報に武者震いした。木沢は、正式に沖縄・浦添キャンプでのスタートが決まっても「1軍キャンプに行くだけでなく、競争の中でどう残るか。ルーキーですけど競争意識を持って最後まで生き残っていきたい」と、あくまで開幕1軍、先発ローテーション入りへの道半ばであることを強調した。

 力強い言葉にふさわしい、実力の片鱗(へんりん)も見せた。合同練習を行う2軍本拠地・戸田球場のマウンドに初めて立つと、捕手を座らせて22球の直球を投じた。投球や打球の軌道を精密に測れる機器「トラックマン」で計測された球速は最速149キロ。まだまだ気温が低い1月にして、早くも本格派投手の証しといえる150キロの大台に迫った。

 小川淳司ゼネラルマネジャー(GM)、伊東昭光編成部長らが見守った“プロ初マウンド”。例年、キャンプ前の時期に球速を測ることは少ないが、ちょうど球場に設置されている機器のテストを兼ねて実現した。

 「測っていただけるということだったので投げました」と、木沢はまず捕手を通常よりバックネット寄りに5メートルほど後ろに下げて「奥まで突き抜けるようなイメージ」で投げる学生時代からの練習法で肩慣らし。続いて本来の18・44メートルの距離でうなるような直球を披露し、いきなり驚異の数字をたたき出した。

 参加が決まった1軍キャンプでの“野望”も口にした。臨時コーチとして指導する古田氏に“弟子入り”を志願する構えだ。

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