『ブンデスリーガジャパンツアー2022 powered by スカパーJSAT さいたまシティカップ』が16日に行われ、フランクフルトと浦和レッズが対戦した。
13日にブンデスリーガ第15節マインツ戦を戦ったばかりのフランクフルトは、DFエヴァン・ヌディカとMFセバスティアン・ローデがベンチメンバーから外れ、ルカ・ペッレグリーニやルーカス・アラリオ、15歳のデレック・ボアキエ・オセイらが先発出場。2007年まで浦和に在籍したMF長谷部誠はベンチスタートとなった。また、FIFAワールドカップカタール2022のフランス代表に追加招集されたランダル・コロ・ムアニも、カタールへ向かうため急遽メンバーから外れた。
一方の浦和レッズでは、DF酒井宏樹がカタールW杯参加のため不在。GK鈴木彩艶はU-21日本代表のスペイン遠征に参加しており、ゴールマウスには牲川歩見が立った。アレクサンダー・ショルツやダヴィド・モーベルグらはベンチスタートとなり、キャスパー・ユンカーやアレックス・シャルクらが先発した。
一進一退の攻防が続くなか、最初にビッグチャンスを迎えたのは浦和だった。16分、松崎快が右サイドからペナルティエリア手前へと切れ込み、相手DFの背後へスルーパスを供給。抜け出した馬渡和彰がペナルティエリア中央でシュートを放ったが、惜しくもクロスバーに阻まれた。
試合の均衡が破れたのは19分、浦和が先制する。ハーフウェーライン付近で相手のミスパスを奪ってからカウンターに転じ、江坂任のスルーパスにユンカーが抜け出す。ペナルティエリア内まで運んだユンカーは、相手GKとの一対一を制してゴール右下へと流し込んだ。
先制後に勢いが増した浦和は、27分にリードを広げる。左サイドで密集を突破した江坂が、斜めのパスをペナルティエリア中央へと差し込むと、受けたユンカーはタイミングを見計らって左足一閃。鋭いシュートをゴール左下へと突き刺した。その後は浦和が主導権を握りながら時計の針を進め、2点リードで折り返す。
ハーフタイムで両チームが大きくメンバーを入れ替えると、後半開始直後にフランクフルトが1点を返す。コーナーキックのこぼれ球に反応した16歳のアナス・アラヴィが右足を振り抜くと、ボールはゴール前の密集を通り抜けてゴールに吸い込まれた。しかしその直後、浦和が再び2点差を広げる。ショルツがコーナーキックのこぼれ球をファーで拾い、冷静にゴール左下へと流し込んだ。
後半からフランクフルトが圧力を強め、いくつかの決定機を迎えるが、後半から出場した浦和のGK西川周作が好セーブを連発する。こう着した展開が続くなか、74分から長谷部が登場。埼玉スタジアム2002を訪れた浦和のファン・サポーターからは暖かい拍手が送られた。
次の1点が生まれたのは78分、浦和がフランクフルトを突き放す。敵陣でボールを奪って速攻を仕掛け、ペナルティエリアて前で縦パスを受けたのは松尾佑介。シザーズで相手をいなしてから左足を振り抜き、ゴール左下へと流し込んだ。
81分、フランクフルトが再び1点を返す。左サイドの深い位置でボールを奪ってカウンターに転じ、クリストファー・レンツが浮き球で折り返す。ボックス中央のナチョ・フェリがバックステップを踏みながら打点の高いヘディングシュートを放つと、ボールは西川の頭上を越えてゴールに吸い込まれた。
終盤にはペナルティエリア手前でこぼれ球を拾った長谷部が思い切ってミドルシュートを放ったが、これは西川の正面。試合はこのまま終了し、浦和が4-2で勝利した。フランクフルトは19日に『パナソニックスタジアム吹田』でガンバ大阪との対戦を予定している。
【得点者】
0-1 19分 キャスパー・ユンカー(浦和)
0-2 27分 キャスパー・ユンカー(浦和)
1-2 47分 アナス・アラヴィ(フランクフルト)
1-3 49分 アレクサンダー・ショルツ(浦和)
1-4 78分 松尾佑介(浦和)
2-4 81分 ナチョ・フェリ(フランクフルト)
【スターティングメンバー】
フランクフルト(3-4-2-1)
ディアント・ラマイ(HT イェンス・グラール);アルマミ・トゥーレ(HT ダリオ・ゲーブア)、ジェローム・オンゲネ(HT トゥータ)、デレック・ボアキエ・オセイ(HT エリアス・バウム);ティモシー・チャンドラー(HT アウレリオ・ブタ)、ハルプリート・ゴートラ(HT ノア・フェンイェ、74分 長谷部誠)、マルセル・ヴェーニヒ(HT エリック・エビンベ)、ルカ・ペッレグリーニ(HT ナチョ・フェリ);メフディ・ルーン(HT ジュニオール・アヴシ)、ファリード・アリドゥ(HT クリストファー・レンツ);ルーカス・アラリオ(HT アナス・アラヴィ)
浦和レッズ(4-2-3-1)
牲川歩見(HT 西川周作);宮本優太(87分 稲垣篤志)、岩波拓也、知念哲矢(HT アレクサンダー・ショルツ)、馬渡和彰(HT 明本考浩);安居海渡(HT 伊藤敦樹)、平野佑一(HT 岩尾憲);松崎快、江坂任(HT 小泉佳穂)、アレックス・シャルク(HT ダヴィド・モーベルグ);キャスパー・ユンカー(HT 松尾佑介)
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