米マイナーリーグ公式サイトは6日(日本時間7日)、レンジャーズ傘下3Aラウンドロックの有原航平投手(30)が自由契約を選択したと発表した。今後は日米すべての球団へ移籍が可能となる。

有原は今季3Aで開幕を迎えた。8月にメジャーに昇格し、5試合に登板。1勝3敗、防御率9・45と結果を残せず、9月に再び3Aへ降格していた。マイナーでは今季、19試合に登板し、3勝6敗、防御率4.86だった。

有原は早大から14年ドラフト1位で日本ハムに入団し、20年まで通算60勝(50敗)、防御率3.74と活躍した。ポスティングシステムを利用して21年からレンジャーズと2年契約を結んだ。米1年目は10試合で2勝4敗、防御率6.64だった。メジャーでは2年間通算15試合で3勝7敗、防御率7.57だった。マイナーでは2年間で通算23試合に登板し、3勝7敗、防御率5.46だった。

◆有原航平(ありはら・こうへい)1992年(平4)8月11日、広島県生まれ。広陵3年時に甲子園春夏連続出場。早大ではリーグ通算62試合、19勝12敗、防御率2.72。14年ドラフト1位で日本ハム入団。15年5月15日オリックス戦でプロ初登板初勝利。同年は8勝で新人王。16年は11勝でリーグVと日本一に貢献。19年最多勝。189センチ、95キロ。右投げ右打ち。