阪神・岡田監督「想像以上！！」驚きだらけのキャンプ打ち上げ直接指導でわかったチームの真の力 - サンスポ

阪神は２１日、高知県安芸市での秋季キャンプを打ち上げた。岡田彰布監督（６４）は若い選手らと徹底的に向き合った約３週間を振り返り、テレビインタビューで「想像以上」「思った以上」と何度もうなった。岡田野球の注入、戦力の把握も順調に進め、投打、さらには守備においても手応えは十分。あとは自らが経験豊富なタクトを振るだけだと、悲願の〝アレ〟へ腕まくりした。

キラキラ輝く土佐湾を眺める暇もないほどに、ナインを見つめ続けて、実りを感じた秋だった。岡田監督が高知県安芸市での秋季キャンプの打ち上げを迎え、何度も何度もうなった。安芸は予期せぬサプライズばかりだった。

「本当に直にグラウンドで接するという機会が今まではあまりなかったので、そういう意味で見さしてもらったけど、本当に思った以上の力があるというか、想像以上だったですね」

１５年ぶりにチームを指揮する来季に備え、若手主体で臨んだ。「見ようかなという、そういう感はあったんだけど－」。想定していた距離感は若手の活気に触発されるようにググッと縮まった。「思った以上にね、選手も動けるし、選手も若くなった。そういう意味でこの中から来シーズンの１、２軍の戦力というのはほとんどいてる。思った以上のキャンプを送れた」と声を弾ませた。

〝思った以上〟はまだまだあった。左右の大砲候補もそうだ。「思った以上に若い選手もよかったんですけど、前川にしても（プロ入り後）１年間やって、あそこまでバットを振れる。井上もやっぱりすごい飛距離というかね、長打力はある。そういう意味では２月、非常にね、その２人は楽しみな２人になる」。ほぼ初対面だったが、指揮官が抱いていたイメージを飛び越えていった。