日本サッカー協会(JFA)は7日、日本代表が21日に行うことになっていた国際親善試合キリンチャレンジ杯ウズベキスタン戦(埼玉)を中止することを発表した。

この試合は同月のW杯アジア最終予選に向けた強化試合でもあった。しかし新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」の感染拡大の影響により、外国人の日本への新規入国禁止が続き、ウズベキスタン代表の入国も認められなかったことから、中止を余儀なくされた。

アジア最終予選の中国戦(27日、埼玉)、サウジアラビア戦(2月1日、埼玉)については、厳格な防疫措置を条件に予定通り開催する方向。この日取材に応じた須原清貴専務理事は「最終予選を実施する公益性や緊急性が高く、このタイミングでの入国が必要であると日本政府に判断いただいた」と説明した。最終予選に参加した国内組の選手は、14日間は外部と接触を遮断した「バブル」でのトレーニングとなり、所属クラブに戻ることはできない。そのため当該選手は2月12日開催予定の富士フイルムスーパーカップへの参加は厳しく、Jリーグ開幕直前の合流となりそうだ。

また、17日から行われる国内合宿は予定通り実施。今月20日からインドでの女子アジア杯に挑むなでしこジャパンについては今後、方向性が決まる見込み。