明治安田生命J1リーグのセレッソ大阪でプレーしていた日本代表MF坂元達裕(25)は、今月5日にKVオーステンデへの期限付き移籍が正式決定している。そんな坂元達裕が19日、クラブ公式インタビューでジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー1部)のクラブを新天地に選んだ理由を語った。
坂元達裕は前橋育英高校や東洋大学をへて、2019年にモンテディオ山形へ入団。プロ1年目からJ2リーグで35試合に先発出場し、7ゴール4アシストと結果を残すと、2019シーズン終了後にセレッソ大阪へ完全移籍。2020シーズンはミゲル・アンヘル・ロティーナ監督のもとでJ1リーグ33試合でスタメンに抜てきされると、監督交代の中で迎えた2021シーズンも右サイドを主戦場に32試合に先発出場し6ゴール5アシストをマーク。昨年3月に初めて日本代表に招集されるなど、Jリーグ屈指の有望株として注目を集める中、海外挑戦を果たしている。
同選手はベルギー到着後、今月8日にアマチュアクラブとのトレーニングマッチで後半途中から出場。15日の練習試合では先発出場するなど、公式戦での出番に備えて調整を行っている。
その中、坂元達裕はクラブ公式インタビューに応じると、KVオーステンデへの加入を決断した理由について「ドイツやアメリカ(のクラブ)からも関心を寄せられていたんですけど、どれも魅力的には思えなかったです。KVオーステンデは僕のキャリアでステップアップできるところだと思えましたね」とコメント。
つづけて「冨安健洋のように、ベルギーで飛躍したいですね。そうすれば、国外のビッグクラブへ移籍できるかもしれないですしね」とシント=トロイデンVVからボローニャへ移籍し、昨年9月からアーセナルでプレーしている日本代表DF冨安健洋(23)のステップアップを理想に掲げていることを明かした。
なお、KVオーステンデは21日に日本代表MF三好康児(24)を擁するロイヤル・アントワープとの対戦を控えている。チームが18クラブ中15位に低迷し、得点力不足に悩む中、坂元達裕に出番が訪れることはあるのだろうか。
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