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G大阪、片野坂監督体制で始動 目標は「3位以内」、課題は「強度、戦術徹底」 - スポーツ報知

 G大阪は8日、大阪府吹田市内で2022年シーズンの初練習、及びキックオフイベントを行った。今シーズンから指揮を執る片野坂知宏新監督は、結団式で今季の目標をACL圏内の3位以内と設定することを選手たちに宣言。イベント後、報道陣の取材に応じた指揮官は「いきなり優勝、優勝争いできれば素晴らしい成果ですし、優勝を狙っていないわけじゃないですが。現実的なところから、まず3位以内は十分に狙えるクラブ。戦力的にも整えていただいたので、楽しみなシーズンになると思う」と、勝ち点60という具体的な目標も定めた。

 昨季まで6年間大分を率い、就任当時はJ3だったクラブをJ1に引き上げた片野坂監督。今季大分はJ2降格という結果に終わったが、かつて現役時代もプレーし、コーチとしても携わったG大阪からのオファーを受けた。「私自身のビジョンとして、大分で監督として結果を残すことによって、ビッグクラブで次のステップに行くことができれば、と思っていました。G大阪を強くしないといけない、私がどれだけ貢献できるかはチャレンジになる。責任と覚悟を持って、トライしたいという決断になりました」と監督就任を決めた経緯を明かした。

 昨季13位と低迷したG大阪の課題も分析。「強度の部分、戦術共有を徹底するところは、改善の余地がある。選手任せではなく、(戦術の)大枠は示しながら、どうプレーするか合わせながらやっていければ、得点、失点は改善できるんじゃないかと感じています」。昨季は33得点49失点という攻守の課題を見据え、得点50以上、失点40以下という目標も定めた。

 大分時代はGKからの丁寧なビルドアップや、3バックの攻撃的なシステムなどが“カタノサッカー”と称された同監督。G大阪では「今は正直なところ、まだ3バックか4バックかは決めていない。まずは選手の特徴を把握しないと」と、3バックをベースに考えながらも、選手たちが最も特徴を出せる布陣を模索していくという。G大阪と自身のスタイルの融合を目指し、「強いガンバ大阪を取り戻す」という使命に向けて進んでいく。

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