スノーボード、ハーフパイプのワールドカップは8日、アメリカで第2戦が行われ、男子はオリンピック2大会連続で銀メダルの平野歩夢選手が今シーズン初優勝しました。
平野選手はワールドカップで4シーズンぶりの優勝です。
スノーボードのハーフパイプは、円筒を半分にした形のコースを滑りながら「エア」と呼ばれるジャンプで空中での演技の高さや技の難度を競います。
8日、アメリカのカリフォルニア州で今シーズン第2戦が行われ、男子は、昨シーズン世界選手権で優勝を果たした戸塚優斗選手や、オリンピック2大会連続で銀メダルの平野選手など、予選を通過した12人で決勝が行われました。
このうち平野選手は、1回目に転倒し得点を伸ばせませんでしたが、2回目では持ち味の高さのあるエアで高難度の技を次々と決め、95.80の高得点をマークして、今シーズン初優勝を果たしました。
平野選手は、二刀流として夏の東京オリンピックのスケートボードに出場するなどしていたため、2017年12月以来となる4シーズンぶりの優勝です。
2位には、今シーズンの初戦で優勝した19歳の平野流佳選手が入りました。
また女子は、20歳の冨田るき選手が2回目にほぼ完璧な演技で89.40をマークし、ワールドカップに参加してから3シーズン目で初優勝を果たしました。
今シーズン初戦で2位に入った冨田選手の姉のせな選手が3位となり、姉妹でそろって表彰台に立ちました。
日本勢の結果
男子は
▽平野歩夢選手の弟の海祝選手が4位
▽24歳の穴井一光選手が6位
▽戸塚選手は2回目に転倒するなど本来の滑りができず9位
▽先月、ワールドカップで転倒し、ろっ骨を折り復活を目指す片山來夢選手は10位でした。
女子は
▽17歳の小野光希選手が4位
▽ピョンチャンオリンピックで6位入賞の松本遥奈選手が7位
▽今井胡桃選手が9位
▽17歳の鍛治茉音選手が10位でした。
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