スター軍団が集結した試合で大谷が存在感を示した。ドジャース戦に「3番DH」で出場し、4回に右前へクリーンヒット。今季最長となる9試合連続安打をマークした。だが、その後は二盗に失敗。流れを逸した。2点を追う9回1死一塁からは守護神キンブレルのナックルカーブを捉え、右中間へ二塁打。二、三塁とチャンスを広げたが、後続が凡退した。

過去にMVPを獲得したスターが勢ぞろいし、エンゼルスは大谷とトラウトの2人、ドジャースは左腕カーショー、ベッツ、ベリンジャー、フリーマンの4人が所属。MVP獲得歴のある選手が両軍に6人いるのは82年以来40年ぶりで、カーショー以外の5選手が先発メンバーに名を連ねた。大谷がマルチ安打と活躍したが、18年にMVPを獲得したベッツがソロ本塁打を放つなど、ドジャースが粘り勝ち。エンゼルスは2連敗で借金5となった。(ロサンゼルス=斎藤庸裕)