PGAツアーがミケルソンら17人を追放新リーグ参加で出場権停止 - ゴルフダイジェスト・オンライン

◇リブゴルフシリーズ◇リブゴルフ・インビテーショナルロンドン初日◇センチュリオンクラブ（イングランド）◇7047yd（パー70）

PGAツアー（米国男子ゴルフツアー）は9日、サウジアラビアの資金を背景にグレッグ・ノーマン(オーストラリア)らが推進する新リーグ「リブゴルフ・インビテーショナルシリーズ」に参戦したツアープレーヤーの出場権を停止すると公表した。

＜＜　下に続く　＞＞

同日から英国のセンチュリオンクラブで、「リブゴルフ・インベストメント」（LIV Golf Investment）によるシリーズ初戦が開催。出場した選手はプレジデンツカップを含むPGAツアートーナメントへの参加資格を失い、事実上の追放措置となる。下部コーンフェリーツアー、PGAツアーチャンピオンズ、PGAツアーカナダ、PGAツアーラテンアメリカにも適用される。

対象として公表されたのはフィル・ミケルソン、ダスティン・ジョンソンら17人。PGAツアーコミッショナーのジェイ・モナハン氏はPGAツアーの選手への書簡で「彼らのリブゴルフのイベントへの参加は我々のトーナメント規則に違反しています。彼らは皆さん（PGAツアーメンバー）と同じ会員特典、対価、出場機会、立場を要求することはできません。そのような（新リーグとPGAツアー両方でプレーする）期待は、あなた方、私たちのファン、そして私たちのパートナーを軽んじるものです」と説明した。

対象選手は今週のPGAツアー「RBCカナディアンオープン」終了後、ツアーの出場優先順位を決めるフェデックスカップポイントリストから削除し、以降はスポンサー推薦などによるツアートーナメント出場も認めない。

「リブゴルフ」サイドはただちに反論。「PGAツアーの発表は執念深く、ツアーとそのメンバーの間の溝を深めるものです。ゴルファーがゲームをプレーする機会を作ることに専念する組織であるはずのツアーが、ゴルファーのプレーを妨害するのは理解に苦しみます。確かに、この話題はこれで終わりではありません。フリーエージェント（自由契約）の時代が始まっているのです。ロンドン、そしてそれ以降も、素晴らしい選手たちが参加してくれることを誇りに思います」との声明を出した。

＜PGAツアー出場停止となる選手＞※は事前にPGAツアーメンバーシップを返上
セルヒオ・ガルシア※
テーラー・ゴーチ
 ブランデン・グレース※
ダスティン・ジョンソン※
マット・ジョーンズ
 マルティン・カイマー※
グレーム・マクドウェル※
フィル・ミケルソン
 ケビン・ナ※
アンディ・オグルトゥリー
 ルイ・ウーストハイゼン※
ターク・ペティット※
イアン・ポールター
 シャール・シュワルツェル※
ハドソン・スワッフォード
 ピーター・ユーライン
 リー・ウェストウッド※