過去の流行語を見ると、その年の世相がわかります。10年分の年間大賞を振り返ってみます。
▽去年、2022年は「村神様」でした。この年のプロ野球では、ヤクルトがセ・リーグで優勝し、村上宗隆選手が日本選手最多となる56本のホームランを打って三冠王に輝きました。
▽2021年は「リアル二刀流/ショータイム」でした。大リーグ、エンジェルスの大谷翔平選手が投打の二刀流で活躍しました。
▽2020年は「3密」。新型コロナウイルスの感染拡大で「密閉・密集・密接」の3つの密を避けるよう呼びかけられました。
▽2019年は「ONE TEAM」。ラグビーワールドカップ日本大会で初めて決勝トーナメントに進出した日本代表のスローガンです。
▽2018年は「そだねー」。ピョンチャンオリンピックで銅メダルを獲得したカーリング女子。メンバーが試合の中で使いました。
▽2017年は「インスタ映え」。SNSのインスタグラムに投稿するためスマートフォンなどで写真を見栄えよく撮影すること。「忖度(そんたく)」も選ばれ、他人の気持ちを推しはかるという意味で、国有地の払い下げなどをきっかけにさまざまな場面で使われました。
▽2016年は「神ってる」。プロ野球でセ・リーグ優勝を果たした広島の当時の緒方監督が発したことばで、選手の活躍ぶりを象徴しています。
▽2015年は「トリプルスリー」。プロ野球、ソフトバンクの柳田悠岐選手と、ヤクルトの山田哲人選手が打率3割、ホームラン30本、30盗塁をそろって達成しました。「爆買い」も海外からの旅行客が日本で大量に買い物をすることを指すことばとして選ばれました。
▽2014年は「集団的自衛権」。従来の憲法解釈を変更し、行使容認の閣議決定が行われました。この年にブレークしたお笑い女性コンビのセリフ「ダメよ~ダメダメ」も選ばれました。
▽2013年は4つ選ばれました。「今でしょ!」は大手予備校講師の林修さんの名言です。「じぇじぇじぇ」は東日本大震災の被災地を舞台にしたNHKの連続テレビ小説「あまちゃん」で驚きを表す方言として使われました。「倍返し」は人気テレビドラマ「半沢直樹」で堺雅人さんが演じる主人公が使った決めゼリフです。「お・も・て・な・し」は東京オリンピック・パラリンピックの招致活動でプレゼンターをつとめた滝川クリステルさんが使いました。
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