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アンデルソン・ロペスが22ゴールで得点王に。 誇らしい個人タイトルに、全トリコロールが湧いた [J最終節 京都戦レビュー] | 「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン - タグマ!

山根陸の折り返しを押し込んだのはアンデルソン・ロペス!!

角田涼太朗の不運な退場で10人になってしまった直後の24分だった。中盤でボールを受けたエウベルが鋭いターンから前線に持ち運ぶと、ボランチから右サイドバックへ移った山根が会心のオーバーラップ。憎いばかりに浮かしたワンタッチパスを送り、ゴール前に詰めていたアンデルソン・ロペスが右足で押し込む。

会心のアシストを記録した山根は「自分がゴールからどのくらいの距離にいるのかとか、スピード感がある中で目に見えるよりも感覚的なところのほうが大きかった。あとは誰かがいるだろうなと思ったら、やっぱり得点王はしっかりいますね」とニコリ。スピーディーな展開で誰がゴール前に入ってきているのか把握できていなくても、仲間がいることを信じてパスを送った。

そんなリーグ戦最後のゴールは、マリノスのサッカーそのものだった。戦術のマイナーチェンジによって以前のような鋭いクロスからのゴールは減ったかもしれないが、ここぞという場面で枚数をかける攻撃は健在。ロペスだけでなくヤン・マテウスも果敢にゴールを狙い、ロペスの「スルー!!」という掛け声にしっかりと反応した。

大迫勇也と並んでリーグのトップスコアラーに輝いたブラジル人ストライカーは仲間への感謝を忘れない。

「昨日の前日練習でも、いろいろな声が聞こえた。ロペスを得点王にしようという話は僕がいない時にもあったみたいで、心強い仲間がいる。これがマリノスだなと。今日だけでなくシーズンを通して、チーム全体が僕にパスを出して決めさせようという思いを感じて、決めるか決めないかは僕次第」

チャンスを決め続けること22回。いや、22発だ。1試合2得点のマルチゴールも8回。そしてチームで唯一、リーグ戦全34試合に先発して2,855分間プレーした。負傷者に悩まされたシーズンだからこそ、コンディションを落とすことなくフル稼働した価値は計り知れない。

とても誇らしい個人タイトルに、全トリコロールが湧いた。

近5年で優勝2回、準優勝2回

それにしても、最後の最後まで苦しかった。試合終了のホイッスルが鳴った瞬間、ディフェンスラインは右から榊原彗悟、松原健、上島拓巳、吉尾海夏の4選手。少し前にも似たような現象が起きていたが、この並びも来年以降見られる可能性はかなり低いだろう。

ヨコエク

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