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J2甲府がACLグループリーグ突破の快挙!! 3-0から2失点も踏ん張り首位通過 | ゲキサカ - ゲキサカ

[12.12 ACLグループH第6節 ブリーラム・U 2-3 甲府]

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)は12日、グループリーグ最終第6節を行い、ヴァンフォーレ甲府ブリーラム・ユナイテッド(タイ)に3-2で勝利した。他会場でグループ2位のメルボルン・シティが浙江FCに1-1のドローにとどまったため、甲府は首位でのグループリーグ突破が決まった。

 試合前時点で2勝2分1敗の首位に立っていた甲府は、11月29日の前節メルボルン・ビクトリー戦(△3-3)以来約2週間ぶりの公式戦。すでにJ2リーグのシーズンを終えており、難しい調整を強いられる中、負傷明けのGK河田晃兵、J2主力のFWクリスティアーノらを先発起用した。

 前半は甲府が一方的に優位を保った。まずは前半24分、敵陣でハイプレスをかけたMF長谷川元希がボールを奪うと、そのままゴール前まで駆け上がって右足一閃。GKに触れられながらもゴール右上隅を打ち抜き、ホームでのブリーラム・U戦に続く得点で先制に成功した。

 さらに前半38分、左サイドを攻め上がったDF三浦颯太のクロスがゴール前に入ると、FWピーター・ウタカがゴール前で相手に競り勝ち、こぼれたボールを押し込んで追加点。同43分には長谷川の右CKをMF中村亮太朗がニアでそらし、ファーに飛び込んだウタカが3点リードとする追加点を決めた。

 ところが後半は一転、ブリーラムに攻め込まれた。まずは3分、ロングボールからFWアーティット・ブージンダーに抜け出され、河田の股を抜かれて失点すると、同9分にはDF井上詩音のハンドでPKを献上。これをブージンダーに決められ、早い時間帯に1点差に詰め寄られた。

 その後は一進一退の攻防。相手の決定機は河田がスーパーセーブで阻み、甲府は途中出場のFW三平和司が裏抜けから決定機を作るなど、緊迫した攻防が繰り広げられた。だが、試合はそのままタイムアップ。甲府は3勝2分1敗の勝ち点11でグループリーグを終えた。

 決勝トーナメント進出の行方は同時刻キックオフの他会場次第。勝ち点で並んでいたメルボルン・シティが終了間際の失点で浙江FCと1-1で引き分け、甲府が勝ち点で上回ったため、グループ首位通過が決まった。

 ACL決勝トーナメント1回戦(ラウンド16)は来年2月、ホームアンドアウェーで開催。組み合わせは今月28日の抽選会で決まる。


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