トッテナム戦で2G1Aをマークしたジョアン・ペドロ(左)[写真]=Getty Images
プレミアリーグ第19節が28日に行われ、ブライトンとトッテナムが対戦した。
前節は終盤のゴールでクリスタル・パレスに追い付き、何とか「1」ポイントを獲得したブライトン。リーグ戦では直近3試合で勝利から遠ざかっており、順位も勝ち点「27」の暫定9位に留まっている。対する5位トッテナムは前節エヴァートン相手に2-1で勝利。現在は3連勝中とシーズン序盤戦の勢いを取り戻しつつある。今節をもってプレミアリーグは全日程の半分が終了。白星でシーズンを折り返すのはどちらのチームになるだろうか。
序盤はブライトンが立て続けに決定機を創出する。5分にはショートカウンターを起点に相手ゴール前に迫り、ダニー・ウェルベックに2度のチャンスが訪れたが、いずれのシュートもGKグリエルモ・ヴィカーリオが好セーブ。続く11分には負傷中の日本代表FW三笘薫に代わって左サイドに入ったジョアン・ペドロがカットインからボックス内右へ展開。待ち構えていたジャック・ヒンシェルウッドが強烈なシュートを突き刺し、早い時間帯での先制に成功した。
後方からのビルドアップを試みるトッテナムはボール保持率こそホームチームを上回るものの、なかなかシュートまで待ち込むことができない。20分、ブライトンは左CKから決定機を創出。ヤン・ポール・ファン・ヘッケのヘディングシュートは右ポストを直撃するも、こぼれ球に詰めたウェルベックがデヤン・クルゼフスキに倒され、VAR介入の結果PKを獲得した。これをJ・ペドロが冷静に沈めリードを2点に広げる。
前半の終盤にかけては両チームにチャンスが到来。45分、前線でのボール奪取からJ・ペドロがGKヴィカーリオと1対1となるもシュートは好セーブに阻まれ追加点ならず。トッテナムはその直後、ブレナン・ジョンソンが右を駆け上がり、中央でパスを受けたリチャーリソンが右足で狙ったが、シュートは左ポストに阻まれた。前半はこのまま2-0で終了する。
2点ビハインドのトッテナムは後半開始直後に相手DFラインの背後を取ったリチャーリソンがネットを揺らすも、オフサイドの判定で得点は認められず。53分には最前線でパスをカットしたソン・フンミンからボックス内中央のリチャーリソンにボールが渡るも、シュートは惜しくも枠を捉え切れない。62分、中盤でのボール奪取からクルゼフスキがバイタルエリアに侵入し、パスに抜け出したリチャーリソンがネットを揺らすも、再びオフサイドの判定となった。
ピンチを凌いだブライトンは64分、久々の出場となったペルビス・エストゥピニャンがボックス手前左から左足を一閃。強烈なシュートがゴール右上隅に突き刺さりリードを広げた。74分には左サイドで起点を作ると、ボックス内でパスを受けたエヴァン・ファーガソンが背後からジオヴァニ・ロ・チェルソに倒されPKを獲得。再びJ・ペドロが冷静に蹴り込み4点差とした。
トッテナムは81分、ソン・フンミンの折り返しを受けた途中出場のアレホ・ベリスがネットを揺らし1点を返す。85分にはペドロ・ポロのクロスにベン・デイヴィスが合わせ2点差に詰め寄るも反撃はここまで。試合は4-1で終了し、ブライトンがリーグ戦4試合ぶりの白星を手にした。対するトッテナムは4連勝を逃している。次節、ブライトンは1月2日にアウェイでウェストハムと、トッテナムは12月31日にホームでボーンマスと対戦する。
【得点者】
1-0 11分 ジャック・ヒンシェルウッド(ブライトン)
2-0 24分 ジョアン・ペドロ(PK/ブライトン)
3-0 64分 ペルビス・エストゥピニャン(ブライトン)
4-0 76分 ジョアン・ペドロ(PK/ブライトン)
4-1 81分 アレホ・ベリス(トッテナム)
4-2 85分 ベン・デイヴィス(トッテナム)
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