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1000億円の大谷翔平はチーム成績にどう影響? 苦しむトラウト…過去の大型契約の結末 - Full-Count(フルカウント)

大谷除いて契約総額1位のトラウト&ジャッジは世界一経験なし

 大谷翔平投手がドジャースと結んだ10年総額7億ドル(約996億円)の契約はMLBのみならず、北米スポーツ史上最高額の契約となった。近年はMLBでも長期大型契約が相次いでいるが、それらの選手は世界一に輝いているのだろうか。

 大谷を除いた最高額は2022年12月にアーロン・ジャッジ外野手がヤンキースと結んだ9年契約、2019年3月にマイク・トラウト外野手がエンゼルスと結んだ10年契約の3億6000万ドル(約511億9920万円)。ともに世界一の経験はなく、それどころかエンゼルスは9年連続でプレーオフを逃している。

 他にもメッツのフランシスコ・リンドーア内野手、パドレスのフェルナンド・タティスJr.内野手らも4年3億4000万ドル(約483億5480万円)以上の大型契約を結んでいるが、世界一の経験はない。フィリーズのブライス・ハーパー外野手も2019年2月に13年3億3000万ドル(約469億3260万円)の大型契約を結んだ。2022年にワールドシリーズには出場したが、アストロズに敗れて涙を飲んだ。

 大型契約後に世界一に輝いたのは、大谷を除いて野手では6番目にあたるレンジャーズのコーリー・シーガー内野手。2021年12月に10年3億2500万ドル(約462億2150万円)でレンジャーズと契約し、今季ワールドシリーズを制覇した。

 ワールドシリーズの制覇は毎年30球団の中で1球団のみの狭き門。また、大型契約の多くは2019年以降に結ばれているため、今後世界一になる可能性も大いにある。一方で、大型契約が各球団のペイロールを圧迫することも事実だ。

 大谷は契約総額の97%に当たる6億8000万ドル(約967億円)を後払いに設定する異例の契約を結んでいる。エンゼルスでは成し得なかった世界一のリングを受け取る日は来るだろうか。

(Full-Count編集部)

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