走攻守で圧倒したドジャースが、初戦を快勝した。

4回1死一塁、右肩を負傷していたコディ・ベリンジャー内野手(28)の右越え2ランで先制すると、5回に足を絡めた攻撃で打線がつながった。

先頭打者のムーキー・ベッツ外野手(28)が四球で出塁。二盗、三盗で1イニング2盗塁をマークして1死二、三塁とチャンスを広げると、マンシーの一ゴロの間に三塁から好スタートを切って追加点を奪った。

これで流れをつかむと打線がつながり、この回3本の適時打で4得点。続く6回にはベッツのソロなどで2点を追加した。

先発のエース左腕カーショーは6回2安打1失点と好投。8奪三振でリズムよく投球し、先発の役目を果たした。三塁手ターナーや3番手の左腕ゴンザレスのファインプレーなど、堅守でレイズの勢いを止め、5投手の継投で3失点に抑えた。

今春キャンプ前にレッドソックスからトレードで移籍し、開幕前の7月下旬に12年402億円で契約したベッツの活躍とエースの好投で投打がかみあい、ドジャースが先勝した。

ロバーツ監督はベッツについて「素晴らしい。よく勉強しているし、彼はものすごい選手だ」と目を細め、カーショーの好投も「非常に良かった。序盤はスライダーが良くなかったが、直球とカーブの制球が安定していた」とたたえた。