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走れる第1列が大暴れ、天理大が12トライの大勝発進 ラグビー全国大学選手権準々決勝 - スポニチアネックス Sponichi Annex

ラグビー全国大学選手権   天理大78―17流通経大 ( 2020年12月19日    大阪府東大阪市・花園ラグビー場 )

<ラグビー大学選手権準々決勝 流通経大・天理大>後半5分、ディフェンスをなぎ倒してトライを決める天理大・佐藤(撮影・北條 貴史)
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 天理大が前後半6トライずつの合計12トライで流通経大を圧倒した。快勝発進を支えたのは、走れるFW第1列だ。14―0の前半14分、連続攻撃でゴール前に押し寄せた後、プロップ小鍛治悠太(4年)が110キロの巨体とは思えぬスピードで参加してトライを取りきった。

 後半31分は、相手の自陣での展開を、なんとフッカー佐藤康(3年)が素早い動きでインターセプト。FW第1列がパスカットをする珍しいプレーで、そのままトライを挙げた。佐藤は後半にも1トライを追加した。

 FWも運動量を求められるのが天理ラグビーで、それを体現する働きで勝利に貢献。スクラムでも再三反則を奪って、流れと陣地を優位にした。

 関西最後の砦を守ったフランカー松岡大和主将(4年)は、「自分たちもクラスターになって、同志社大学の気持ちが分かる。関西代表として天理大学が残って、その思いを背負ってやろうとメンバーに言った」と、初戦敗退の京産大、新型コロナウイルスの集団感染で出場辞退した同大の分まで戦う決意を示した。来年1月2日の準決勝は明大と対戦する。

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