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松山英樹 五輪メダルならず 銅メダルかけた死闘7人プレーオフで敗れる - スポニチアネックス Sponichi Annex

東京五輪第10日 ゴルフ男子最終日 ( 2021年8月1日    埼玉・霞ケ関CC=7447ヤード、パー71 )

<東京五輪 ゴルフ男子>7人によるプレーオフ1ホーム目脱落して銅メダルを逃し、コースを去る松山英樹(左)=撮影・北條 貴史
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 2位で出た松山英樹(29=LEXUS)は5バーディー、3ボギーの69で回り通算15アンダーとし3位でホールアウト。銅メダルをかけた7人のプレーオフで敗れ、メダル獲得はならなかった。単独首位で出たザンダー・シャウフェレ(米国)が67で回り通算18アンダーで逃げ切り金メダル。61をマークしたロリー・サバティーニ(スロバキア)が通算17アンダーで銀メダル。

 松山はシャウフェレ、ポール・ケーシー(英国)とともに最終組でティーオフ。前半4打差の4位で折り返すと、後半は出入りの激しいゴルフに。11番で4メートルを沈めて、12番では第2打をピンそばにつけて連続バーディーを奪うも、13番は第1打、第2打をいずれもバンカーに打ち込みボギー。14番パー5は2オンに成功しバーディー。首位と1打差に迫った。しかし、15番は1メートルのパーパットを外し後退。16番から18番までの3ホールはバーディーパットを沈められず3連続パー。銅メダルは7人でのプレーオフにもつれ込んだ。

 異例の7人プレーオフ。2組に分かれ、松山は2組に。パーを逃すと脱落する状況で、第2打がグリーンを捉えることはできず、距離を残したパーパットに失敗し脱落。最後まで粘ったが、惜しくもメダルを逃した。

 前回リオデジャネイロ五輪はメダル候補にも挙げられていたが、ジカ熱の流行などを懸念して出場を断念した松山。それだけに自国開催の大舞台にかける思いは強かった。

 今年4月にはアジア人で初めてマスターズを制し、日本男子初のメジャー優勝を飾った。ただ、それ以降は順調ではなかった。

 今月2日に新型コロナウイルス感染が判明し、米国の自宅で療養した。本格的な練習再開は帰国後。五輪が約1カ月ぶりの実戦だった。10日間近く練習できなかったため体力面が心配された。開幕前に丸山茂樹ヘッドコーチに「(五輪前に)1試合やりたかった」と漏らすなど実戦不足の不安もあったが、迎えた五輪本番では粘るゴルフで最後までメダル争いに絡むプレーを見せた。

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