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パラ陸上 車いすクラス分け変更の伊藤智也「ハイレベルなショック」日本チームも判定に納得せず - スポーツ報知

 東京パラリンピック陸上男子で車いすT52のメダル候補だったが、直前の審査で障害の軽いT53にクラス変更された伊藤智也(58)=バイエル薬品=が25日、東京都内で記者会見を行い、「ハイレベルなショックだった」と複雑な胸中を明かした。

 進行性の多発性硬化症を抱える伊藤は、昨年11月の再発も受け、左手の感覚が弱い。新型コロナの影響で2020年末にクラス分け認定の期限が切れ、今大会前に検査。「体の状態は悪くなってるので、決して良くなった認識はない」と話すが、結果は両腕がほぼ正常に機能するT53のクラスへ変更となった。これまでの国際大会や国内大会を含め、伊藤がT53クラスの判定を受けるのは初めて。抗議文書提出のうえで受けた再検査でも、判定は覆らなかった。会見に同席した日本パラ陸連の指宿立強化委員長は、これまでのデータと照らし合わせても「受け入れざるを得ないが、納得はしていない」と強調した。

 参加標準記録は切ってないが、29日に特例で出場が認められた400メートルでの経過観察により、T52に戻る可能性もわずかに残されている。伊藤も「最後の判断はまだされてないので、諦めてこのまま過ごすわけではない」と、同日行われる1500メートル(T52)の出場へ諦めない姿勢を見せた。

 母国開催が決まって現役復帰を果たした伊藤。「私の存在意義」と5年間励んできた本命にしてきた27日の400メートルに出場できない。それでも、T53クラスで出場が認められたことに「スタートラインに立てる喜びがある」と感謝を示した。メダル獲得へは厳しい道のりとなるが、「ベストパフォーマンスを尽くす」と決意を込めた。

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