Jリーグによると、伊藤は期間内のスルーパス成功数「12」でも最多。パス成功率「84.1%」も際立つ数字で、選考委員からは「得点、アシストの数字として結果を出しており、個人で相手を剥がす力がある。今年昇格した新潟において、チームへの貢献度が高い」(反町康治氏)、「J1でコンスタントに試合出場した初めてのシーズンであの活躍。ポテンシャルの高さを感じた。パス、ドリブル、シュートにセンスを感じる。文句なしのMVP」(槙野智章氏)、「第5節(浦和戦)までの新潟のすべての得点に絡んだチーム貢献度の高さ、昇格しても十分通用できることを証明してJ1の世界を驚かせたことが選出の決め手。ここまでのインパクトを見せている選手は他にいない」(北條聡氏)と称賛が相次いだ。
伊藤はJリーグを通じて「J1の舞台でこのような賞をいただけるのは本当に誇らしく、嬉しさでいっぱいです。昨年はJ2リーグで戦ってきましたが、常にJ1のトップレベルの相手とやれるという気持ちを持って日々練習してきました。今季は開幕戦から昨年の成果を出すことができ、それが今回の受賞につながったと思っています。これからもゴールに関わることを意識して、2回目、3回目と月間MVPに選出していただけるように、そしてチームの勝利のためにゴール、アシストと結果にこだわっていきたいと思います」とコメントしている。
なお、伊藤は今月15日に行われたJ1第8節の福岡戦でプロ入り初のハットトリックを記録し、チームを劇的な逆転勝利に導いたばかり。チームへの貢献度は4月に入っても変わっておらず、連続受賞にも期待がかかりそうだ。
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