テニスの錦織圭選手が、けがからの復帰戦としておよそ1年8か月ぶりに出場した下部のツアー大会のシングルス決勝で、アメリカの選手にストレートで勝って優勝しました。
元世界ランキング4位で33歳の錦織選手はおととし10月、アメリカで行われたマスターズ大会に出場して以来、左股関節の痛みが続き去年1月に手術を受けて復帰を目指しましたが、その後も足首を痛め、昨シーズンのツアー復帰を断念しました。
現在は12年ぶりにランキングを外れています。
錦織選手はプエルトリコで開かれている下部のツアー大会でおよそ1年8か月ぶりに実戦に復帰し、18日に行われたシングルス決勝で世界1118位でアメリカの19歳マイケル・ゼン選手と対戦しました。
第1セット、錦織選手は立ち上がりから積極的に前に出てブレークに成功すると、第5ゲームではリターンエースを連続して決めるなど再びブレークを奪い、このセットを6-2で取りました。
第2セットは5-2とリードしながらその直後に3ゲームを連取されますが、第11ゲーム、錦織選手がラリーから巧みにボレーを決めてブレークを奪うと第12ゲームの最後は積極的に前に出て再びボレーを決めて7ー5で取りました。
優勝の瞬間、錦織選手は笑顔を見せながら両手を高く掲げ、会場から大きな拍手が送られました。
錦織「これ以上望めないくらいの結果」
そして「これ以上望めないくらいの結果が出たので、ちょっと1回休んでこの優勝を糧に、もうちょっとチャレンジャーの大会に出るが、早くツアーに戻って来られるようにしたい」と話しました。
また、今大会で得たものについて「めちゃくちゃ大きい。1試合勝つのに何週間、何大会もかかると想像していたし、ここまでのプレーが出ることは自分でも信じられなかった。1回戦から感覚は悪くはなかったが、きょうの試合はめちゃくちゃよかった。きょうのレベルだったらツアーでも戦えるんじゃないかというくらいよかった。もちろん要所要所で足りないところや最後ちょっともたついて悪いところはあったが、復帰戦でこれ以上ない出来だったと思う」と手応えを口にしました。
そのうえで「自分でもびっくりするくらいいい結果が出たので、引き続き次の大きな大会、夏の全米オープンに向けて、もっともっとレベルを上げて、トップ100に早く入れるよう目指して頑張りたい」と今後の目標を話しました。
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